続編・日本人利用者/利用希望者が誤解している、知らない、気づかないエアアジア(AirAsia)のほんと

当ブログは今年も引き続きイントラアジアならではの切り口と、正確で詳しい説明・解説をモットーに、更新していきます。
今年もよろしくお願いします。

【はじめに】

アジア太平洋地域で AirAsia とAirAsia X の路線網と便数が拡大するにつれて、日本人利用者も増えていることを感じます。
しかしながら、AirAsia グループの基本理念とサービススタイルが、依然として日本人利用者には理解されていない、知られていないことも強く感じます。

本題に入る前の必要な説明として、2012年の年頭に書いた一部分をここに再録します:
ほとんどの人はインターネット上での探しごとの時に、いくつかのサーチエンジンを使いますよね。当ブログが利用しているFC2 ブログが無料提供しているサービス機能の1つとして、ブログ運営者はそのブログに関する検索言葉のリストを参照できます。要するに、あるFC2ブログにおいて、多数のブログ訪問者がどんなことばを入力した結果そのブログにたどり着いたかがわかります。(特定のブログ訪問者がどんな言葉を入力したかはわかりません、そういう個人情報はもちろん提供されません)

常連読者や既に当ブログアドレスをご存知の読者の方を除くと、イントラアジアの『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』を指定して検索される方もごく少数ながらいますが、圧倒的多数はエアアジアに関する様々なことばを入力して情報を探される方です。

ということから、この検索言葉リストを毎日一覧していると、日本人利用者/利用希望者のエアアジアに関する素直な捉え方がかなりわかります。
以上再録から

この結果、依然としてエアアジア (AirAsia)の基本的規則とあり方が多くの日本人利用者・利用希望者に知られていない、理解されていない、ことがわかります。
エアアジアを紹介し説明するだけでなく、エアアジア (AirAsia)を応援し且つ批判もするイントラアジアですから、日本人利用者/利用希望者にあるがままのエアアジアの姿と規則内容をよく知ってもらいたいと願っています。

そこで2013年の年頭記事は、2012年年頭記事の続編という形でタイトルそのままの内容で掲載します。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。
そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。
当ブログは、東南アジアを基盤とする AirAsia 及び AirAsia X を日本人利用者のために正確で分かりやすく詳細に案内し、解説するための専門ブログです。
そのため、AirAsia が日本で設立して解消した/する合弁会社エアアジア・ジャパン及びそのフライトに関しては過去と現在と将来に渡って全く扱う対象にしていませんし、関知するところではありません。
当ブログで AirAsia X と書く場合は、特に区別が必要な場合を除いて、 AirAsia Xグループの系列会社であるタイ AirAsia X とインドネシア AirAsia X を含みます。 そして航空会社としてのさまざまな規定や特徴は AirAsia グループと AirAsia Xグループを通じてほとんど全て同じです。従って例外的な場合のみ注記します。


【続・日本人利用者/利用希望者が誤解していること、知らないこと、気づかないこと】

その11.エアアジア (AirAsia)が格安航空である前提として、低コスト航空会社であることが日本人利用者によく理解されていない。

この大きな理由の1つは、Low Cost Carrier(略称 LCC) という本来の呼称が、日本では格安航空という名称で使われていることでしょう。
エアアジア (AirAsia)はアジア最大の低コスト航空会社(LCC)である、それゆえにアジア最大の格安航空会社なのです。エアアジアの利用者は、低コスト航空会社であることを承知して利用すべきです。

なお LCCTと略称されるのは LCCターミナルの意味です。


その12.エアアジア (AirAsia)の顧客サービス電話・問い合わせ電話・コルセンターにつながらない、たいへんつながりにくい、という不満や苦情がある。

AirAsia本体であるマレーシアAirAsia は既にこの種のサービス方針を2012年3月に大きく変更しました。具体的には、タイAirAsia, インドネシアAirAsiaを含めて AirAsia利用者に対する電話応答を止めました、つまり問い合わせ用電話番号自体を廃止した。

AirAsia利用者は、 AirAsia サイト内に組み込まれている AskAirAsia.com を開いて、利用客自身で問答を探してください、ということです。

AirAsia が唯一設けている問い合わせ電話は AirAsia X Premium Line、これはAirAsia X の利用者だけに応対する電話です。応対時間は毎日9時から18時まで。

なおこの電話は有料であり、通話時間1分あたりRM 1.95 が課金される。しかもこの番号に掛けられるのは、マレーシアの電話会社であるTelekom、及び マレーシアの携帯電話会社である Celcom, Maxis、 DiGiの3社を利用した通話に限る。広義のエアアジア (AirAsia)グループの携帯電話会社 TuneTalk がこのリストには入ってないことに注目です。

シンガポールの AirAsia オフィスもマレーシアと全く同様の方針です。

この両国を除き、エアアジア (AirAsia)グループがビジネス拠点を設けている国々では、AirAsia本体と同様の利用者応対電話方針を取り入れているわけではないが、基本は AirAsia本体の理念にできるだけ沿ったものであるか、そういうあり方にしようとしている、と言えるでしょう。

従って、日本人利用者のエアアジア (AirAsia)の問い合わせ電話はつながりにくいという不満は、はっきり言って言わばないものねだりといえます。日本人利用者は、”AskAirAsia.com を開いて、利用客自身で問答を探してください”というエアアジア (AirAsia)のサービス方針に慣れるしかないでしょう。
そこで、当ブログを丁寧に読めばかなりのエアアジア (AirAsia)通になれますよ、と自己宣伝もしておきます。


その13. エアアジアが表示している2つの運賃タイプ、つまりプロモーション運賃と通常運賃の違いがよくわからない。

エアアジア (AirAsia)は、ある路線における座席の予約販売状況に合わせてその路線での運賃設定をこまめに変えている、という仕組みをまず知っておきましょう。そしてプロモーション運賃と通常運賃の違いは、単に価格だけの違いではありません。

AirAsia は2013年10月初め頃に、運賃タイプの名称とそれに伴う運賃タイプ毎の特徴を変更しました。さらに2014年7月にもまた変更しました。
そこで 『新しく導入された運賃タイプ 'Premium Flex (旧名 ハイフライヤー)  及び低運賃と Business Class (旧名フラットベッド)に関する説明 -2014年最新版』 をクリックしてご覧ください。


その14. 座席選び(座席指定)をするべきだろうか?座席選びをしないとどうなるか?

去年の記事『エアアジア X (AirAsia X)が静穏座席区域を新しく設けた』で書いたことを再録しておきます:

座席選びをしなければ、セルフチェックインまたは有人カウンターチェックインの際に、座席番号が無作為に自動割振りされます。当然どの座席になるか全くわかりません。だから一緒に搭乗する仲間と離れ離れになるのは言うまでもありません(確率論からいえば、仲間と隣合わせになる確率は限りなく低い)。

座席位置を気にする人、仲間と隣り合って座りたい人は規定の料金を払って事前に座席指定をしましょう、というエアアジア (AirAsia)のビジネス戦術です。AirAsia便、 AirAsia X 便に馴染みのない方は、この点をきちんと理解しておきましょう。


その15.機内預け荷物(checked baggage)には2種類ある。

・一般的な範疇の荷物を機内預けする際の従量制料金システム、及び
・エアアジア (AirAsia)側が特定する6種のスポーツ用具・器具だけに適用される従量制スポーツ用器具料金システム
の2つがある。 

まず 『エアアジアを利用する際のよくある質問とその答え-ゴルフ用品、ダイビング器材、サーフボード編』をクリックしてご覧ください。

なおエアアジア (AirAsia)が規定する6種以外のスポーツ用具・器具、及び楽器などは全て一般的な機内預け荷物の料金システムが適用される。

いずれにしろ、事前にネット上で料金を支払っておくことです。空港の有人カウンターでいきなり料金を払うとたいへん高くつくことになる。自宅に秤がない人が多いでしょうから、体重計でも利用して多少余裕をもって重さを見積もりましょう。


その16. KLIA2 (第2クアラルンプール国際空港)からクアラルンプール(略称は KL であり、これ以外の略称はない)市内へ向かう交通手段として、Skybus にこだわる人が多い。

エアアジア (AirAsia)サイトで航空券予約購入時に、Skybus切符の事前購入過程が含まれている。このため多くの利用者に KLIA2 - KLの交通手段は Skybus かタクシーしかないとの先入観念を与えているようです。

当ブログの記事で詳細に書いているように、バスは Skybusを含めて3社が運行しているので、Skybus にこだわる必要はない。さらに TBS バスターミナル行きバスもある。
KLIA2 になって空港電車 ERLも利用できるようになったので、エアアジア (AirAsia)利用者は、自分の行き先によって交通手段を選びましょう。(さらに乗り合いバスでKTMコミューター電車駅へ行く方法もあるが、これは面倒で且つ時間が余計にかかるのでお勧めしません。)

例えばクアラルンプールの主要バスターミナルへ向かうのであれば、空港電車を利用し、乗換駅で高架電車に乗り換えた方が便利です。

Skybus切符を事前購入したからといって、優先的に乗車できるわけではない。切符はバス乗車時に窓口で購入でき、乗車は早い者順です。バス運行時刻表はもちろんあるが、乗り場には掲げていない。バスが5,6分程度遅延して発車するのは珍しくなく、時刻表を気にするのではなく、停車しているバスに乗り込めばいい。

追記:2014年5月に KLIA2 がオープンしたので、文面を更新しました。
KLIA2 は クアラルンプール国際空港(KLIAという略称)の第2ターミナルではなく、距離2㎞ほど離れた近接した地に建設された別の空港という概念です。なお空港記号は KUL です。
マレーシアについて無知な日本人が言い出したらしい ”第2ターミナル” というような、マレーシアでほとんど使われない呼称を使わない方がいいと、ここで読者の皆さんに注意を喚起しておきます。「ケーエルアイエーツー」 がマレーシアでの呼称です。

その17.乗客としての、妊婦(妊娠中)、幼児、子供に関する検索がよくある

当ブログでは既に該当記事で詳細に説明しています。クリックしてご覧ください。

幼児に関しては、『新しく導入された運賃タイプ 'Premium Flex (旧名 ハイフライヤー)  及び低運賃と Business Class (旧名フラットベッド)に関する説明 -2014年最新版』 記事の中に載せている項目で説明しています。

妊婦(妊娠中)に関しては、『エアアアジアを利用する際に遭うかもしれないトラブルやよくある質問に関する、エアアジア側の説明 -その2』内の項目で説明しています。

子供に関しては、『子供や年少者は大人の付き添いなくエアアジア機に乗れません』 で説明しています。


その18. 空港のカウンターでエアアジア (AirAsia)が乗客の”旅行書類を審査する”というおかしな検索言葉が非常に目立つ。

AirAsia が使っている Document という単語、つまり”旅行書類”というのは、パスポート、(乗客によって必要な場合は)入国査証、搭乗券、他にもあればその必要書類を指す。

AirAsia 側は乗客が提示する Document をチェックするだけです。旅行者のパスポートなどを”審査する”のは、出入国管理官であり、民間航空会社である AirAsia に”審査する”権限はありません。

AirAsia はその規則として、乗客は Document Check Counterで その保持するパスポート類と自分で印刷した搭乗券(及び入国ビザが必要であればそのビザなども含めて)を "verify" してもらう必要があるとしています。要するに、乗客は書類チェックカウンターでそういう”書類”を "verify" つまり”確認・照合・チェック”してもらうだけです。”審査”を受けるのではありません!


その19. 航空券予約購入の過程で、デフォルト(既定)設定になっている項目があることに気が付かない人が少なくないようです。

この典型は、座席選びです。購入過程の中で、利用者が自然に席を選んで指定する流れになるように、プログラムが作られている。座席選びをしない人は、座席配置図が表示された画面でキャンセル措置が必要である。さらに不親切なことに、その処置をしても直ちにキャンセルしたことが画面では確認できず、次の画面に移って初めてキャンセルしたことが確認できる。

はっきり言って、姑息なあり方ですね。エアアジア (AirAsia)側は、利用者が座席選びすることを当然視しているからです。これは低コスト兼格安航空の理念に外れている。

旅行保険 AirAsia Insure も同様な作りです。保険に加入する、つまり購入することがデフォルト(既定)設定になっているので、気がつかずに次へ進んでいくと、意図せずに購入することになってしまう。当然ながら、画面上で保険料が課金表示されるので、注意深く画面を確認することです。
従って保険が不要な人は意識的にキャンセルする必要がある。

ひとたび旅行保険を購入したら、取り消して払い戻しは受けられません。そこで保険が不要なのにうっかりして購入画面を過ぎてしまってもクレジットカード支払より前の画面であれば、あわてる必要はありません。その予約購入過程自体をキャンセルして、新たに予約購入すればいいのです。ただし10分ほど前には表示されていたそのプロモーション運賃が、既に売り切れたので表示されない、ということが起こる可能性はあります。

Big Shot I D の入力はデフォルト(既定)設定にはなっていないが、入力項目の一つになっているので、気にする人が多いようです。
今後エアアジア (AirAsia)をどんどん利用していくのかどうかもはっきりしない段階の人は、BIGロイヤリティープログラムに加入する、しないは後々ゆっくり決めればいいことです。よって BIGロイヤリティープログラム加入者=BIG Shot のI D の入力項目は気にする必要はありません。
2014年追記:2014年半ばから新たに AirAsia 会員になる人は自動的にBIG ロイヤルティープログラム加入者になる、と改定された。よって新しい会員はBIGへの加入を検討する必要はない。

なおロイヤリティープログラムが好きでどうしても加入したい人であっても、その場は空欄のままにしておきます。エアアジア (AirAsia)航空券を購入後すぐ BIGロイヤリティープログラムに加入手続きをしますと、Big Shot I Dの通知を受けます。その段階でもエアアジア (AirAsia)サイトの”自分の予約を管理する”ページで Big Shot IDを追記することができます。
詳しくは、記事 『Big ロイヤルティープログラムの説明 -その2』 をクリックしてご覧ください。


その20. 最後に事実を提示しておきます。

Intraasia がこの名称の下、マレーシアからホームページを通してインターネット上で発信を開始したのは 1996年10月です。現在の AirAsia が発足したのは 2001年終り頃です。この年月の差を知ってくださいね。

さらに Intraasia がこのブログ 『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』 を始めたのは、AirAsia が日本で合弁会社を設立した時点(その後解消した)よりも前である 2010年10月です。




エアアジア (AirAsia)グループの路線網は非常に広範囲な都市へ広がっています。イントラアジアが(それまで打ち込んでいたヨーロッパから重心を少しづつ移しながら)東南アジア旅を始めた頃の1980年代中期には、考えられないような低料金で東南アジア各地を飛行できる時代になりました。料金面と便利さでは本当に良い時代になったものです。

日本人旅行者が、マレーシアを起点に東南アジア各地への路線網を持つ AirAsia でより多くの地を訪れるようになってほしいなと、イントラアジアは思っています。そのためには、 AirAsia が日本人に合わせた航空会社ではないことをよく理解したうえで上手に利用することが必要です。
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プロフィール

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Author:airasia
マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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