エアアジアの2012年第3四半期決算の内容及びエアアジア関連ニュースから

今年(2012年)11月後半から12月中旬までにマレーシアマスコミに載った、AirAsiaに関するニュースから抜粋して紹介します。掲載した項目は下に行くほど新しくなります。

【AirAsia Bhdの 2012年第3四半期決算は好調だった】

AirAsia Bhd は9月30日締めの2012年第3四半期決算で、純利益額 RM 1億5780万を記録しました。これは対前年同期比 3.6%の増加でした。
この期の収益はこれまで最高のRM 12億4千万でした、これは対前年同期比 14.4%の増加です。1株当たりの収益は 5.7セントになる。

AirAsia Bhdは声明で述べる、「第4四半期は圧倒的に弊社にとって強い時期です。わが社は強い需要に答えるために、引き続き新路線を開設し、運航便を増やしていきます。」
「AirAsia が今年 新たに受け取る Airbus A320 は21機です。これまでに15機が届いています。」とAirAsia Bhdの最高経営責任者は語る。「燃料価格に関しては非常に細かに観察しており、適切な時点でヘッジします」

「AirAsia Bhdの今年第3四半期の手元現金高と銀行残高は依然として豊富にあり、RM 22億になります。ギアリング(自己資本と他人資本の比率)は 1.03倍に下がりました。」 なお2012年第2四半期のギアリング(自己資本と他人資本の比率)は1.10でした。

この期における乗客数は 9%増加して、475万人です。座席供給量が10%増えているので、座席稼働率はほぼ変わらず 77%でした。営業純利益は RM 2億500万、対前年同期比18%の増加です。

一方エアアジア (AirAsia)グループの最高経営責任者は語る、「今後短期間について言えば、グループの3大市場であるマレーシア、タイ、インドネシアに引き続き力を注ぎます。」 

タイAirAsiaとインドネシア AirAsiaも今期の純利益は好調でした。 現在のエアアジア (AirAsia)の総保有機数は A320 が112機です。
2012年第3四半期決算において、Thai AirAsia は1億9900万バーツ (US$650万)の利益を記録し、Indonesian AirAsia は 745億ルピア(US$770万)の純利益だったとのことです。 


【2013年は受け取る航空機の数を増やす】

AirAsia は2012年第3四半期決算を発表した際、同社が来年2013年に(注文済の航空機の内)受取る予定の航空機数を 36と明らかにしたことで、業界アナリスト筋は驚きを表明しました。これはAirAsia が今年受け取る航空機数は21機よりかなり多いからです。これによってエアアジア (AirAsia)グループの運行機数が30%増加することになります。

36機の内訳は、マレーシアAirAsia が10機、タイ AirAsiaが8機、 インドネシアAirAsiaが9機です。さらに AirAsiaジャパンが4機、フィリピンAirAsia が3機になる。 36機中の23機は Airbus 社から受け取り、 13機は第3者であるリース会社から5年リースを受けるとのことです。
(Intraasia注:後日グループ最高経営責任者が記者会見で公表した割り当て機数に変更しました。計算が2機分合いませんね。)

CIMB投資銀行は分析して言う、「インドネシアの航空企業 Lion Air が2013年に合弁企業としてマレーシア市場に参入することに対する、エアアジア (AirAsia)の先制攻勢です。」


【AirAsia で初の女性キャプテンを務めるマレー女性】

マレーシアで初の航空輸送パイロット免許を取得した女性パイロット Norashikin Onnさん、44才、は現在 AirAsia のキャプテンです。

これまでにもいくつかの大きな達成を遂げたことで知られている彼女は、またもう一つ栄誉をもらいました。今回は全国若い女性の集会で、Anugerah Kesatria Puteri 賞が贈られました。
この集まりでは12の賞が、医学や芸能やビジネスの分野において優れた女性に贈られました。この集会は与党UMNO女性部とSekretariat I.D.E.Aの主催です。

彼女はAirAsia で初の女性キャプテンです。同時にマレーシアの商業航空会社の幅広胴体の機体を持つ航空機でキャプテンになった初の女性パイロットです。「政府が女性の業績を評価してくれて嬉しい」


【エアアジアX の2012年第3四半期決算の数字】

エアアジア X(AirAsia X) の2012年第3四半期決算は強い伸びを記録しました。飛行先都市数は12あり、四半期中に運んだ乗客は64万人、対前年同期比で 40%の増加でした。

この四半期に記録した乗客輸送に関する数字: 39億提供座席Km、 32億有償乗客Km、この2つは対前年同期比でやや減少しています。一方座席稼働率は 83%であり、2011年の第3四半期のそれは 80%でした。

2012年9か月間の数字をみると、 乗客数は191万人で対前年同期間比で 1.7%増えました。提供座席Kmと有償乗客Km、この2つは対前年同期間比でやや減少しましたが、座席稼働率は 84%で2011年の同期間より 4.5%増えました。

エアアジア X(AirAsia X) の最高経営責任者は、引き続き中核市場であるオーストラリア、中国、台湾、韓国、日本に力を注いでいくと語りました。


【エアアジア (AirAsia)はさらに Airbus 機を100機購入する契約に調印した】

エアアジア (AirAsia)グループは、Airbus航空機を さらに100機購入する注文を出しました。英国の Broughton で行われた、エアアジア (AirAsia)の最高経営責任者とAirbus 社の最高経営責任者の間で交わされたこの購入契約式には、英国首相が立ち会いました。

100機の内訳は、現行エンジン搭載の A320が 36機、新型エンジン搭載の A320 が64機です。購入総額は US$94億になります。 この新たな注文を入れると、エアアジア (AirAsia)が Airbus社と購入契約をしている航空機の合計は 475機になります。内訳は 新型エンジン搭載の A320が 264機、 現行エンジン搭載のA320が 211機です。

エアアジア (AirAsia)によれば、注文した総数の内既に100機は受取っており、今後注文した機が順次配達され、最終的に 2021年まで続きます。

エアアジア (AirAsia)グループの最高経営責任者は語る、「マレーシアとタイとインドネシアはいわば3つの金鉱山です。フィリピンと日本の市場は大きな成長の可能性を秘めている。」 「この注文によって、我々の企業戦略に沿って既に拡大している路線網をさらに広げていきます。そしてこのことはエアアジア (AirAsia)グループが業界のトップの地位を維持していくことに貢献します。これはとりわけマレーシアとタイにおいてです」 

「エアアジア (AirAsia)はアジアで最も利益を生む低コスト航空会社であり続けます。」 「これまで10年に渡って、競争相手の会社が現れ去っていった。エアアジア (AirAsia)は成長を維持しながら、利幅を増やし、座席稼働率を上げ、提供座席Km収入を増やしてきた。 成功の柱は、コストとビジネスモデルに関して焦点を定め基本を守ったことです。このことからマレーシアでの運行がコスト面で世界で最も低いことを維持してきた。そして座席稼働率を上げ、付随収入及び申し分ない貸借対照表を通して収入を最大限増やすことが可能になっています。」

AirAsia Bhd は9月30日締めの2012年第3四半期決算で、純利益額 RM 1億5780万を記録しました。これは対前年同期比 3.6%の増加でした。

エアアジア (AirAsia)最高経営責任者はさらに続ける、「タイAirAsiaが乗客面では一番成長している、そのうちマレーシアAirAsia のように大きな利益を生む会社になるでしょう。バンコクではドンムアン空港の低コスト航空用ターミナルに移ったことで、AirAsia はアンカーの航空会社の枠割を果たしている。」

「日本とフィリピンに関しては、エアアジア (AirAsia)グループに新しい一員として加わった。我々の焦点は利益を出しながら成長し、低コストを維持し、それぞれの国市場でNO.1 ブランドになるようにすることです。」

この新たな購入契約が結ばれたことで、AirAbus 社にとってエアアジア (AirAsia)は依然として最大の A320機利用航空会社であり続けます。

【イントラアジアのひとこと】

AirAsia もAirAsia X も四半期決算は好成績を記録したとのことです。注文機数で475機という多数を注文できるのは、将来の見通しに自信があるということと捉えていいでしょう。航空機購入には融資を受けるのが当然ですから、内外の金融資本がエアアジア (AirAsia)の将来性を信頼しているということなんでしょうね。

これまでと同様に、エアアジアグループはめまぐるしく路線の新規開設と改廃を行ってきました。つい最近もコタキナバルとフィリピンのクラーク空港間のフライトを来年2月から中止すると発表しました。週に7便もある路線を廃止してしまいます。エアアジア (AirAsia)経営陣は非常に戦略的に即断であり、同時にビジネスライクであるという例ですね。

最後に 開港に合わせてエアアジア (AirAsia)が移転する、新格安航空専用ターミナルKLIA2 に関するニュースも載せておきます。

【KLIA2 まで延長する空港電車】

建設中の新しい格安航空専用ターミナル KLIA2 まで、空港電車ERL の線路が延長されます。 ERL Sdn Bhdの最高経営責任者は語る、「線路延長工事は予定通り2013年3月には完成するでしょう。」 「10月時点で進捗率は73%でした。線路は95%できた」

メインターミナルからKLIA2 までの線路延長距離は 2140メートルです。完成後一般運転の開始は KLIA2のオープンに合わせた2013年5月初めです。KLIA2駅は KLIA2ターミナルの複合ビル内に設けられます。

KL Sentral から乗車して KLIAへ向かう場合、終点のKLIA2 まで乗車しても運賃は変わらないようにするとのことです。 しかしメインターミナル - KLIA2区間だけを乗る運賃はRM 2になります。 KL Sentral ‐ KLIA2間の乗車時間は Ekspresが33分、 Transitが 39分になる。

ERLの乗客数は2012年が530万人の見込みです。KLIA2まで延長されると、「乗客が40%増えるだろう」 と最高経営責任者は期待している。




クアラルンプール空港の案内及び空港から/への交通などに関しては、当ブログで詳細に説明しています。カテゴリーの「クアラルンプール空港LCCターミナル案内と交通情報 」をクリックしてお読みください。

日本にお住まいのエアアジアを初めて利用する/利用するつもりの方、エアアジアをまだ利用したことがないが興味あるという方は、まず当ブログの 2012年1月2日付け記事 『日本人利用者/利用希望者が誤解している、知らない、気づかないエアアジア(AirAsia)のほんと』 をご覧ください。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 航空会社
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

airasia

Author:airasia
マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

カテゴリ
最新記事
検索フォーム
リンク
FC2カウンター
RSSリンクの表示
最新コメント
QRコード
QR
最新トラックバック