最近のエアアジア (AirAsia)の企業ニュースから -決算と東南アジア戦略

2012年7月、8月にマレーシアのマスコミに載ったエアアジア (AirAsia)関連ニュースを抜き出して、ここに紹介しておきます。

【エアアジア (AirAsia)グループの今年2012年第2四半期の成績】

AirAsiaグループ会社の乗客人数が発表されました。 今年第2四半期の総乗客数は 828万人でした、2011年同期の 735万人に比して13%増です。
提供できる座席の総数つまり定員総数は 2011年同期の 922万人から13%増えて 1046万人になりました。平均座席利用率(座席稼働率)は 79%です(前年は80%)。保有する航空機総数は前年同期の93機から 100機に増えました。

マレーシアAirAsia に関して
国内航空市場と国際航空市場での存在をより高めました、新たに増えた航空機は1機です。乗客総数は447万人から10%増加して 490万人。平均座席利用率は 81%からわずかに落ちて80%でした。

タイAirAsia に関して
乗客総数は 20%伸びて190万人、平均座席利用率は1%上がって 79%でした。この背景には座席定数が 19%増加したことにあります。国際線ではチェンマイ-マカオ路線を開始。

インドネシアAirAsia に関して
乗客総数の伸びは 15%、座席総数の増加は 12%でした。これによって平均座席利用率は 2%増えて78%になりました。
副ハブとしてのバンドゥンを強化しました;Bandung-Penang, Bandung-Pekanbaru、またクアラルンプールとの本数を増やしました。

Intraasia注: 数字は全て2012年第2四半期及び前年同期のものです。人口2900万人弱の国として四半期で 490万人の乗客数というのは相当な数ですね、もっともその内少なからずの割合が外国人ですが。タイAirAsia がチェンマイ-マカオなんて路線を開始したんですね。
エアアジア (AirAsia)グループの特徴はどんどん新しい路線を開始する、一方不採算であれば容赦なく廃止するというありかたです。そこで廃止された路線も相当数あります。

【参考ニュース
インドネシアの運輸省の発表によると、インドネシアの2011年の航空乗客数は 6819万人、その内国内線の乗客数は 6004万人、国際線の乗客数は 815万人でした。
そこでインドネシアAirAsiaをみると、国際線では最多の乗客を運んでおり、全体の41.6%である 338万人です、しかし国内線ではわずか 18万1千人、全体の3%に過ぎません。


【Affin Bank Researchが8月初めに発表した、AirAsiaに関する投資分析から】

AirAsiaの2012年上半期乗客総数は970万人

マレーシアAirAsia

マレーシアAirAsia が運んだ乗客数は、2012年第2四半期が490万人、そして2012年上半期では 970万人でした。2011年上半期の乗客数と比較して10.6%の増加です。

年間を通して 10.6%増となれば、これはAffin Bank Researchが推測している見込み増加率 9.6%より高いことになる。

乗客数の増加率が好調だったのは、人気ある路線で本数を増やしたことが貢献しています、例えば クアラルンプール -クアラトレンガヌ、クアラルンプール-ランカウイ、クアラルンプール-ビエンチャンなどです。

平均座席利用率
航空機1機を受け取ったので 有効座席キロ数(ASK)が年率換算で9.4%増えました。その状況下で平均座席利用率は、2012年第2四半期は 80%でした。

有償旅客キロ数の収入(RPK)
2012年上半期の有償旅客キロ数 収入 (RPK)は 7.8%の増加でした。

タイAirAsia

2012年上半期の乗客総数は18.5%増加して、510万人を運びました。
有償旅客キロ数収入(RPK)は年率にすれば 15.2%の伸び、km当たり使用できる座席数(ASK)は16%の伸びでした。タイAirAsiaは2012年第2四半期に新たに4機の航空機を受け取りました。

Intraasia注:2012年第1四半期の乗客数が190万人で上半期が510万と書かれている。すると第2四半期が 320万人にもなるので、何かの数字が間違っていると思われます。

インドネシアAirAsia
2012年上半期の乗客数は 270万人で、その伸びは15.6%です。
有償旅客キロ数(RPK)は5%の増加、有効座席キロ数(ASK)は1.9%の増加


【エアアジアはジャカルタにアセアン本部を置いて東南アジア戦略にまい進する】
 - 2012年8月上旬「マレーシアの新聞の記事から」に掲載したニュース -

今週8月7日にエアアジア (AirAsia)グループは、東南アジアでの航空ビジネス拡大の基地として AirAsia aseanをジャカルタに公式に設置しました。

これは、ASEAN(東南アジア諸国連合)創設45周年前夜と偶然に日が合いました。
AirAsia はその声明の中で、新しくアセアン本部を設けたことで、エアアアジアはアセアン航空会社としての地位をより強めるものであるとしています。

AirAsia asean はグループの東南アジア拡大戦略の一部として設立されました。エアアジア (AirAsia)グループには6つの航空会社がある:AirAsia Malaysia, AirAsia Thailand, AirAsia Indonesia, AirAsia Philippines、AirAsia Japan, そして長距離航空会社の AirAsia X。 この内の5社はアセアンに本拠地を置きます。

グループの最高経営責任者と副最高経営責任者がAirAsia aseanオフィスに陣取ります。
最高経営責任者は語る、「ジャカルタに AirAsia asean本部を置くことで、アセアンの人たち皆に、エアアジアのスローガン”“Now everyone can fly”をもっと浸透させていくことに役立ちます。」 「欧米では冷たい経済風が吹いている中、経済成長が維持されていく世界地域の一部に本拠地をおくことができて幸運です。」

「エアアジアの重点をアセアン戦略に移すことは、ビジネスを続けていくことだけでなく、避けられない競争において我々グループが他社の先を行くことを続けられる戦略でもあります。」

AirAsia asean はアセアンオープンスカイ政策が実施されるのに備えてグループにその準備をさせます。
「AirAsia aseanをジャカルタに置いた理由の1つは、我々がASEAN事務局により近くで関わりあうことに役立つからです。ASEAN事務局はジャカルタにあるのです。」


【AirAsia Bhdの2012年第2四半期決算を説明する最高経営責任者】

AirAsia Bhdはその2012年第2四半期(6月末)決算を8月末に発表しました。
営業収支はRM 1億3千万の利益を記録しました、これは対前年同期比3%減です。その理由として、付随収入の減少と平均座席利用率が81%からやや落ちて80%であったことをあげています。

売上高をみると、9.22%伸びてRM 11億8千万でした。この背景には、前期より乗客数が10%増えた、平均運賃が多少上がってRM 177になったことがあります。

AirAsia Bhdの新最高経営責任者(女性)は記者会見の場で語る、「多くの航空会社が高燃料価格のために収益が落ちている中で、AirAsia Bhdは引き続き各四半期で健全な利益を確保している。」 「提供できる総座席数を見ると、対前年比で12%増加しました、航空機保有数は現在58機です。乗客需要は揺るがず、平均座席利用率は80%です。」

「当期の純利益は10倍にも増えてRM 11億9千万です。これは多分に Thai AirAsiaに持つ株式の処分と評価額のおかげです。」
「AirAsia Bhdの立場は堅調です、手持ち現金と銀行残高は計 RM 21億あり、ギアリングレシオは 1.10と低い倍率です。」
「利用できる座席当たりKm 収入はほぼ変わっていません、これは付随収入がRM 45からRM 37に落ちたことが大きい」

「AirAsia Bhd は現在ではThai AirAsia と Asian Aviation Centre of Excellence からの利益を認めています、今期はそれぞれ RM1190万と RM220万です。」「まだ利益を生み出すまでになっていないIndonesia AirAsia, Philippines AirAsia, AirAsia Japan,AirAsia Expedia はAirAsia Bhd の決算に未だ含まれていません。」




【 Intraasiaのひとこと】

最近 AirAsia X は、ネパールのカトマンズ、オーストラリアのパースへのフライトを増便するお知らせを発表しました。

・クアラルンプール - カトマンズ路線:2012年9月15日から片道週3便(火、木、土)
・クアラルンプール - パース路線:片道週9便(毎日1便、木と日だけは2便)

このように AirAsia X もある路線では戦略上撤退し、需要の多い路線では増便させるというように、素早いフライトスケジュール改正を続けています。

ゴルフ用品、ダイビング器材、サーフボードを預ける際の規則、預け手荷物の説明に関しては、カテゴリの1つである『よくある質問とその答え 』の各該当ページで詳細に説明してあります。

搭乗券の再印刷については、この場で何回も説明しています。例えば 『セルフチェックインである、ウエブチェックイン、モバイルチェックイン、キオスクチェックインに関する更なる説明』 ページです。この部分をクリックしてください。
何回でも再印刷はできますので、慌てる必要はありません。
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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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