日本人利用者/利用希望者が誤解している、知らない、気づかないエアアジア(AirAsia)のほんと

【はじめに】

イントラアジアはこのブログを運営しているので、エアアジアを利用したいまたはエアアジアに興味ある日本人の反応に興味を持ちます。読者の書き込み及び拍手のコメントはもちろん直接反応なので大いに参考になりますが、毎日あるわけではありません。

ほとんどの人はインターネット上での探しごとの時に、いくつかのサーチエンジンを使いますよね。当ブログが利用しているFC2 ブログが無料提供しているサービスの1つとして、ブログ運営者はそのブログに関する検索言葉のリストを参照できます。要するに、あるFC2ブログにおいて、多数のブログ訪問者がどんなことばを入力した結果そのブログにたどり着いたかがわかります。(特定のブログ訪問者がどんな言葉を入力したかはわかりませんよ、そういう個人情報はもちろん提供されません)

常連読者や既に当ブログアドレスをご存知の読者の方を除くと、イントラアジアの『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』を指定して検索される方もごく少数ながらいますが、圧倒的多数はエアアジアに関する様々なことばを入力して情報を探される方です。

ということから、この検索言葉リストを毎日一覧していると、日本人利用者/利用希望者のエアアジアに関する素直な捉え方がかなりわかります。

エアアジアを紹介し説明するだけでなく、エアアジア (AirAsia)を応援し且つ批判もするイントラアジアですから、日本人利用者/利用希望者にあるがままのエアアジアの姿と規則内容をよく知ってもらいたいと願っています。

そこで今回は日本人利用者・利用希望者の誤った理解を正し、ありのままの像を知ってもらうために、年始のこの機を捉えて、タイトルそのままの内容で記事を書くことにしました。

ところでこの誤解の多さと事実がよく知られていない背景を推測すると、日本におけるエアアジア紹介の不十分さと不正確さ及びエアアジアをよく知らない人たちが紹介していることが大きな要因ではないだろうか。
足掛け16年間に渡って主としてインターネット上で及び書籍上でもマレーシアを語っているイントラアジアですから、日本人一般のマレーシア理解の程度はよく知っています。そのためエアアジアに関しても同じことだといえますから、このことに特別の意外感はもちません。
それでは本題に入りましょう。


【日本人利用者/利用希望者が誤解していること、知らないこと、気づかないこと】

その1:エアアジアの名前または綴りを間違えている方が全体の半数を超えるほど多い
"AirAsia" は固有名詞ですから分かち書きする必要はありません。つまり Air Asia と離すのではなく、AirAsia というように大文字を混ぜて表記します。
AirAsiaより古くから存在する Intraasia も固有名詞ですから、分かち書きはしません。


その2:エアアジアの航空券は取り消しができません
ごく例外的な場合を除いて、航空券そのもののキャンセルはできない、従って返金はありません。行き先変更つまり路線の変更はいわば取り消しと同じことですから、できない。乗客名の変更ももはやできない。
AirAsia はチケットレスの航空会社ですから、ここでいう意味はあくまでも ”概念としての航空券” です。物体としての航空券は存在しません。

詳しくは、2011年9月19日付け記事 『エアアジアの航空券はキャンセルして払い戻しは受けられない』 をよくご覧ください。


その3:エアアジアの付随サービスも取り消しができない
機内食注文、座席選び、機内預け荷物の選択、機内快適セットの注文、e-Player利用といった付随サービスの料金・利用料 及びAirAsia Insure保険料、SkyBus切符代は一度支払ったら、理由の如何によらず返金はされません。返金する方策自体をエアアジアは設けていない。
ただし付随サービスに関しては、変更が各種の条件下でできます。なお料金が最初のそれよりも下回るサービスに変更しても差額は戻りません。料金が高くなるサービスに変更すれば、当然ながら即時追加支払いを伴います。

エアアジアが航空券と付随サービス類の取消し返金を認めないのは、エアアジアの典型的ビジネススタイルの1つです。
イントラアジアは以前のブログ記事で次のように書きました、「キャンセルする可能性が高い場合は、購入しないことです。購入してしまった後キャンセルせざるを得なくなっても、あきらめることです。これが受け入れられない人は、最初からエアアジアグループの利用者にならない方が賢明です。」


その4:インターネットで予約購入するから運賃が安くなるという思い込み
エアアジアの運賃が格安なのは、インターネット購買はその理由の1つに過ぎません。エアアジアは発足時から、日本の航空会社では実施不可能のような徹底したコスト削減をモットーにした会社です、格安である前に低コスト航空会社( Low Cost Carrier )なのです。

1例をあげれば、マレーシアなど東南アジアの空港でエアアジアカウンターが発行する搭乗券はぺらぺらの小さな感熱紙です。(羽田空港や関西空港では恐らく日本側規則上の理由から取り入れることができないと推測される)


その5:格安運賃でもいろんな付随サービスを利用すれば、航空券は格安ではなくなる
この数年目立つのは、エアアジアが付随サービスを次第に拡張していることです。つまり運賃以外での収入を増やすべく、利用客の利便性志向を刺激する戦略を取り入れている。

追加のお金を払っても利便さ、快適さを好むという利用客が少なくないので、この戦略は多いに成功している。エアアジアのビジネス戦略の優れた1つは、多くの利用客の持つ、運賃の安さに引かれながらも利便さをあまり犠牲にしたくないという心理を上手に利用しているところです。
逆に言えば、付随サービスをいくつも購入・利用したり、飛行日時などの変更をすれば、格安運賃でも航空券は格安ではなくなるということです。(だからイントラアジアはほとんど付随サービスを利用しない)


その6:クレジットカードが使えなくても、友人、家族に買ってもらう方法が取れる
当ブログ記事内で説明しています。購入者と航空券記載名が同じである必要は全くないので、家族、友人に購入してもらう、または家族のカードを使って購入すればよい。

現金で航空券を購入できる、エアアジア航空券販売所(販売カウンター)、エアアジア営業所、エアアジア旅行サービスセンターで買う場合は最安値であるプロモーション運賃は提供されません。


その7:日本人利用者は低コスト航空会社たる格安航空会社に多くを期待し過ぎている
なぜエアアジアを選ぶのか、ほとんどの利用客にとってその主たる理由は運賃が安いからのはずです。もちろんイントラアジアもその1人です。

利用客は安い運賃で飛べる替わりに何かを犠牲にしなければならないのは、航空ビジネスが慈善事業でない以上当然のことですね。 
イントラアジアは AirAsiaを空飛ぶ長距離バスみたいに捉えています。安全に目的地まで運んでくれることがまず何よりも大事である、料金が安ければ安いほど良い、できるだけ定刻に出発し到着するという時間に正確であればなお良い、乗務サービスにはほとんど期待しない、バスと同じで仮に客室乗務員がいなくてもかまわない(航空安全上人員が要ることは理解しているので、不要と主張しているわけではありません)。

エアアジアは所詮低コスト航空会社たる格安航空会社なのです、期待し過ぎはがっかりするだけですよ。


その8(一部表現を訂正):エアアジアの運賃は早期に買えば買うほど安いが、運賃が一本調子に上がらないことがある
エアアジアの運賃設定の大原則は、早期に予約購入すればするほどより安い運賃が得られる、もし同じ日に複数便があれば時間が比較的不便な時間帯の便の方が安くなる、航空利用客が多くなる繁忙期は当然ながらあまり格安ではない、と言えるでしょう。

しかしある路線(複数路線)の座席売れ行きを見て、エアアジア側はその路線(複数路線の場合が多い)に絞った格安キャンペーンを打つことがよくある、と経験則的に言えます。そのため出発日時に比較的近い時期にそれよりも前の時期よりもいく分安い運賃が提供されることがありえる。つまり便と路線によっては運賃が月日と共に一本調子で高くならない場合が出てきます。
追記:人気ある路線や乗客の多い時期にこのことを期待しても無理なことはおわかりでしょう。いずれにしろ、運賃は早い時期であればあるほど安い運賃が提供されるという原則は承知しておきましょう。

座席稼働率(座席利用率)のどの時点で、どういう判断基準で、といったことは当然企業秘密ですから部外者にわかるはずはありません。利用者として知っておくことは、エアアジアは座席の売れ行きを絶えず観察しており、しばしば特定路線毎に格安キャンペーンを打って客席充足率を一層高める努力をしている、ということです。


その9:AirAsia 及びAirAsia X は日本人利用者に合わせた航空会社ではない
エアアジアジャパンが合弁で設立されるために、多くの方が AirAsia とりわけ AirAsia X が日本人利用者に合わせた性格を持っていると期待されているようですが、全くの”誤期待”です。
前にも書きましたように、日本はAirAsia X にとって飛行地の1ヶ国(2箇所)にすぎません。日本/日本人はAirAsia とりわけ AirAsia X のマーケット市場の一つであっても、そのためにAirAsia と AirAsia X がそのあり方を軌道修正するようなことはありえない。

成田空港をハブにして2012年秋に一番機を飛ばす計画という、合弁会社エアアジア・ジャパンは、エアアジアグループがマーケッティング戦略として設立するわけですから、AirAsia 及び AirAsia X に比べて性格面で明らかな違いを持つはずです。当ブログではエアアジアジャパンを扱うつもりは全くありませんし、その必要はないでしょう。

2015年の追記:日本に就航しているフライトは AirAsia X とタイ AirAsia X が運航しているのであり、こういう長距離フライトを合弁会社が運航することは現在も将来もない。そもそも一時期設立された合弁会社はその後解消されたことから、 AirAsia グループの航空機は日本で保有されていない。

その10:AirAsia はマレーシア発祥の企業であり、マレーシアが本拠地です
現在のAirAsia はその創業者グループが全員マレーシア人であり、設立地もマレーシアです。マレーシアで成功したからこそ近隣国家に合弁航空会社 Thai AirAsia, Indonesia AirAsia などを設立できたのです。創業者グループの全員が航空業界の出身者でないことが斬新な企業戦略を生み出すことにつながり、マレーシアという風土が結果としてAirAsiaの成長を多いに助けることになった。




【つぶやき:AirAsia がその本質として持つ東南アジア的建前と実態を素直に享受しよう】

機内持ち込み手荷物の制限や持ち込み飲食物の機内飲食禁止、空港のエプロン歩行時の写真撮影禁止などに関して、マレーシア人乗客と東南アジア人乗客の行動スタイルをよく眺めておれば、東南アジア的建前と実態がよくわかりますよ。

イントラアジアが AirAsia X 日本路線を利用する時だけ感じることがあります、それは機内放送と待合室での出発前案内放送で、機内や空港の規則・規定をくどくどと日本語案内放送している日本人従業員の滑稽さです。他のAirAsia 機や(マレーシア及び東南アジア諸国の)AirAsia 寄港地の空港では、さらっと案内放送するのみ、一部を省略している空港さえある。
マレーシア人客室乗務員・地上職員を含めた東南アジア人客室乗務員・地上職員の勤務態度や応対スタイルは、良い悪いではなくまさに東南アジア風土と東南アジア人気質を反映したものです。

几帳面に建前を重視し本質とあまり関係ない細部にこだわる日本的あり方は、日本国内に置いておこうではないか。
(こう書くと誤解・曲解する人が出るでしょうから、蛇足として付け加えておきます:無視しろということでなく、できるだけ東南アジア的にいきせんか、ということですよ)
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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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