格安航空エアアジア(AirAsia)は徹底した低コスト航空会社である -その2

[エアアジア(AirAsia)が低コスト化達成のために成し遂げた重点項目]

エアアジア(AirAsia)の戦略はまずインターネットを利用して利用者に直接切符販売することを重点第一におきました。そのためマレーシアの各言語新聞(マレーシア語、英語、華語、さらにタミル語も)に頻繁に且つ大々的に安売り広告を載せ続けました、それが重点第2といえるでしょう。その切符代の安さは、いやがおうにも人々の注目を引きました。たとえば、クアラルンプール -ペナンの運賃 RM 1.99, クアラルンプール -(サバ州の)コタキナバルの運賃 RM 19.99 などといった、どぎもを抜く安さだったからです。その当時マレーシア航空が提供していた運賃の10分の1から数十分の1という超お得運賃です。

いうまでもなく、そういった超格安運賃は座席数の一定割合が提供されるだけであり、多くの場合場合数ヶ月から半年も先の飛行期日を指定する必要があります(この切符販売方針とビジネススタイルは現在も変わっていません)から、超格安切符を手にするのは、限られた数の乗客です。しかしイントラアジア自身何回も超格安運賃の切符を購入したように、決して1飛行便に数人という極少数乗客に限られていないはずです(この点をエアアジア(AirAsia)は決して公表していません)。要するにかなり早期に比較的空いている平日の比較的混雑度の低い時間帯発の飛行便であれば、案外簡単に購入できます。

2000年代前半時点では世界的にいわゆる航空機燃料費追加代といった余分な費用は現在よりもずっと低い額ででした。そのためエアアジア(AirAsia)の発表する運賃に追加される航空機燃料費はRM 10程度でした。このためイントラアジアはクアラルンプールからペナンまで空港税を含めた支払い総額がなんとRM 20という切符を入手したことがあります。これはクアラルンプール- ペナン間のバス運賃よりも安い金額でした。

重点第3は搭乗前を含めた地上サービスの簡素化です。航空券はインターネット経由で発行するため、乗客が自分で印刷しますから、エアアジア(AirAsia)は発行しません。空港ターミナルでの搭乗手続き時に発行する搭乗券はペラペラの感熱紙1枚です。こういう費用はつもりつもればかなりの額になるでしょうから、低コストのために必須だといえるでしょう。エアアジア(AirAsia)は運行開始して6年ぐらいは自由座席制を取り入れていました。つまり乗り合いバス並みに搭乗ゲート前に並んだ順に好きな席を占める方式です。なお席を事前に指定するためには多少の料金を払えばできました。

自由座席制は搭乗カウンターでの無駄な時間の削減になるため、座席位置にこだわらないイントラアジアは大いに歓迎していたサービスでしたが、残念ながら2年ほど前に終わってしまいました。その理由は、どうやら仲間の座席まで占めてしまう自分勝手な乗客の増加にあったようです。現在は搭乗手続き時に勝手に座席位置が決められてしまいます、それが嫌な人は、事前座席指定料を払います。

販売航空券料金の格安化を実現するためのエアアジア(AirAsia)の重点第4は、機内サービスの簡素化です。つまり飲食物の提供はすべて有料化しました。たかが1時間弱から長くて3時間程度の飛行ですから、別に飲食別が提供されなくてもなくても困らない乗客も少なくないはずですから、そういう乗客にとって支払い総額が多少なりとも下がる結果に結びつくことから、まさに良いアイディアでした。

ところで乗客を見ていると、大雑把に言って半数を超える乗客は飲食物を機内購入していますね。 なお現在のエアアジア(AirAsia)は乗客による機内への飲食物の持込を禁止しています(イントラアジアはミネラル程度は常に持ち込みますけど)。そして飲食物に限らず、新聞やおしぼりなど通常航空会社が実施しているサービスは一切ありません。そういった物が必要なら自分で持ち込めばいいのです。

重点第5は航空券発行システムの効率化です。切符販売はインターネット上で行うだけでなく、自己都合によるキャンセル料払い戻しを行わないという方針です。現在は搭乗期日変更は有料で行えます。エアアジア(AirAsia)のホームページでは予約だけして購買しないことは受け付けていません、これは運行開始から現在まで続く全路線に共通の根本方針です。エアアジア(AirAsia)の直営切符販売窓口でももちろん同様です。

乗客側からのキャンセルによる座席の空きを再度売り出す手間とややこやしさを最大限簡単化するため、さらに早期購買がより格安に結びつくという方式には、予約即購買というありかたが最適だと思いますね。Intraasia は、エアアジア(AirAsia)の格安広告を見て超格安切符をとりあえず購買したものの、その期日には搭乗できなくて捨てた切符は、少なくとも10枚はありますよ。まあ、仕方ないことですね。

重点第6です、エアアジア(AirAsia)は運行させる航空機を複数路線でできるだけ有効利用するために、マレーシア国内の空港間を運行する際、及び隣国間とを運行する際、その使用航空機の折り返し出発時間を相当なる短時間で行っています。つまりどの路線をとっても、ある空港に着いたらすぐ引き返す飛行スケジュールになっています。これはひとたびあるフライトが遅れると、玉突き状態に次々とその後のフライト遅延に結びやすい欠点があることは、承知しておきましょう。

注:このブログではエアアジア(AirAsia)と書いていますが、エアアジア(AirAsia)の隣国にある系列会社を含めたエアアジアグループ全体を指しています。

この話題はもう1回続きます。




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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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