AirAsia 各社の機内食メニューには互いにかなりの違いがある中、機内食がまた値上げされた

AirAsia X の機内食及び飲料の価格が最近(2016年4月下旬頃と推定される)大きく値上げされました。

AirAsia グループは機内食の値上げをこの10数年の間に不定期に回数多く行ってきたので、値上げ自体に驚くことはありません。世の物価の変動を考えれば、利用者としてもある程度の値上げは仕方がないとの立場でもある。

しかしながら今回の値上げは、これまでに比してかなりの大幅値上げといえる面がある。例えば AirAsia X 便での例をあげると、事前に予約購入しない食事品のほとんどが一挙にRM 25 にも上がるという高率な値上げだ。

AirAsia グループの機内食メニューは大体四半期毎に変更・改定されることが常態化している。
メニューの品々は食事品と飲み物とお菓子類を通じて、メニュー改定の度に変更されている、つまり新たに追加される、削除される、そういう品々は少なくない。価格改定も同様によくある (ごく少ない例として過去には値下げもあった)。

なおこれはグループ内の航空会社によってその変更度合いに差がある。メニュー内容の豊富なマレーシア AirAsia 、 AirAsia X は変更度合いが比較的高いと言えそうです。

当記事では、機内食メニューの主な品々を抜き出して、今回の値上げを1年前(2015年第2四半期)と比較する形で、論を進めていきます。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。
そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。
当ブログは、東南アジアを基盤とする AirAsia 及び AirAsia X を日本人利用者のために正確で分かりやすく詳細に案内し、解説するための専門ブログです。
そのため、 AirAsia が日本で設立した/する合弁会社エアアジア・ジャパン及びそのフライトに関しては過去と現在と将来に渡って全く扱う対象にしていませんし、関知するところではありません。
当ブログで AirAsia X と書く場合は、特に区別が必要な場合を除いて、 AirAsia Xグループの系列会社であるタイ AirAsia X とインドネシア AirAsia X を含みます。 そして航空会社としてのさまざまな規定や特徴は AirAsia グループと AirAsia Xグループを通じてほとんど全て同じです。従って例外的な場合のみ注記します。


【AirAsia / AirAsia X の機内食メニューに関する基本知識】

当ブログのカテゴリー 【エアアジアの乗務員と機内食と WiFi 及び航空機】 で詳しく書いていますので、事前に読んでおいてください。クリックすると別ページで開きます。

【機内飲食メニューに関する情報の取り方】- 機内食メニューの見方のおさらい 

1.エアアジアサイトの表紙目次にある Travel Information にカーソルを合わせてから Inflight Comforts(フライトでのお楽しみ)内の  Hot Meals(温かい機内食)項目をクリックする。

2.ページが替わって AirAsia グループの各航空会社記号が表示される: AK便(AirAsia)、 FD便 (タイ AirAsia)、 QZ便(インドネシア AirAsia)、 Z2 (フィリピン AirAsia )、I5 (AirAsia インディア)、 D7 便 (AirAsia X) 、 XJ 便 (タイ AirAsia X) 、 XT 便 (インドネシア AirAsia X)、

3.そこで自分が利用するフライトに基づいて航空会社記号をクリックする
フラッシュプレーヤープログラムが自動的に立ち上がって、メニューブックが現われる。立ち上がらない方は、ご自分のパソコンの設定を見直すか、またはフラッシュプレーヤのバージョンを最新版に更新してください。

4.表示された機内食と飲み物メニューブック (Inflight food & beverage)では、そのメニューの下段にある諸機能を使ってメニューをじっくり閲覧できる。全ての料理、スナック、飲み物、及び機内販売品が掲載されている。価格も掲載されている。

このメニューブックは、機内に常備されている紙製メニューと全く同じです。だから搭乗する前に紙製メニューを閲覧するということです。

5.この画像入りメニューブックを立ち上げる前のページの下段に、ウエブ上で事前予約購入できるメニュー紹介欄 Inflight meal があるので、利用する航空会社記号をクリックする。この場合、ページはそのまま変わらず、記号の下にメニューが表示される。こちらには価格が一切載っていません。価格は AirAsia サイトのフライト予約購入ページで表示される仕組みです。

【機内食を事前に予約購入する方法】- 再説明

”自分の予約を管理するメニュー”内で行います。またはウエブチェックインする過程でも機内食の予約購入はできる(24時間前制限がある)。だから最初にフライトを予約購入する際に必ずしも購入する必要はない。

参照: AirAsia 利用者は自分の予約管理するメニューについて是非知っておきましょう。 『自分の予約を管理する(Manage my booking)メニューの特徴と利点を説明します - 改訂版』 をよくお読みください。

【直接注文する機内飲食品の価格の変化】

A. AirAsia X フライトにおける、機内で直接注文する機内食の主な品々を取り出して価格を比較してみよう。
最初の数字が2015年第2四半期の価格、2番目の数字が今回値上げされた2016年第2四半期の価格を示す。

ナシルマッ(Nasi Lemak): RM 17, RM 25
ブリヤニライスのベジタブルカレー:RM 18、RM 25、
マレーシア風チャーハン(Fried Rice): RM 18, RM 25
この3種は両時期のメニューに載っている

通貨について:マレーシアの通貨は Ringgit Malaysia です、その記号 RM は紙幣はもちろん、至る所で使われている。当ブログは全てRM で統一しています。外為市場で使われる MYR という記号は国内の市中ではまず使われません。

B. 次は今回値上げされた2016年第2四半期のメニューだけに載っている品の価格
ビビンバ:RM 25、
中華風長寿麺:RM 25、
(マレー料理のご飯である)Nasi Dagan にチキンカレー:RM 25、
バスマティライスにチキンルンダン(Chiken Rendang): RM 25,

このように食事品は一律 RM 25ともいえる価格付けである。

2015年第2四半期のメニューに載っていた食事品の価格(2016年第2四半期には消えた)
グランベリーソースがけの詰め物入りローストチキン:RM 18、

飲み物、軽食、スイーツ、お菓子類は全て機内で直接購入方式であり、予約購入方式ではありません。

1つの四半期で消えるメニュー品も少なくない。つまり企業側は次々と新しい品をメニューに加えてきた、しかし客側からの反応が悪ければ次のメニュー改定時から即消えることになる。

C. 1年以上に渡って マレーシアAirAsia のメニューに載っている品から抜粋して取り上げます。以下はいずれも、最初の数字が2015年第2四半期の価格で、2番目の数字が2016年第2四半期の価格を示す。

軽食としての Mamee 社製カップ麺 
Express Cupブランド:RM 6 - RM 7、Chefブランド:RM 7 - RM 10, 

T&CO 社のコーヒー類
プレミアムコーヒー:RM7 - RM 8, 3in1タイプのコーヒー:RM 5 -RM 8,
Teh Tarik(ティー):RM 5 - RM 8, English ティー:RM 5 - RM 8,

コカコーラ/ スプライト/ 100PLUS: RM 5 - RM 8,  Lipton アイスティーボトル:RM 8 - RM9,
Spritzer製ミネラルウオーター(500ml):RM 4 - RM 6,

缶ビール 
Heineken/ Asahi Dry: RM 18 - RM 22 (Asahi がメニューから消えた)、Carlsberg:RM 16 - RM 22, Tiger: RM 15 - RM 22,

ミニワイン: 赤/白 187ml RM 25 - RM 25 (ブランドが変更されたが値段は変わらず)

Intrasia 注:ミネラルウオーター、コーラ、Chef ブランドカップ麺のように、50%前後の値上がりをした品もあります。

【事前に予約購入しておく機内食事品に関して】

AirAsia X において、機内食を事前に予約購入しておく場合の食事品価格は、2012年3月以前の一時期は RM 12でした。もっと以前は確かRM 10位でした。そういう低価格時代は既に過去の歴史となった。

まず AirAsia サイトのメニュー閲覧ページ(上記で説明済み)には、各航空会社毎に(D7, XJ, AK などの航空会社記号別に)食事品の写真と紹介文は掲載されているが、価格は掲載されていません。

AirAsia X の場合、2015年第2四半期のメニューブックには価格が載せてあったので、 AirAsia サイトの機内食閲覧ページで フラッシュプレーヤによるメニューブック閲覧をすれば、予約購入の食事品価格は確認できた。
例えば、ナシルマッ(Nasi Lemak), Uncle Chin のチキンライス(鶏飯)、チキンSatay, Mac and Cheese with Chicken Meatballs(ライスなし)、2015年第2四半期においてこれらはいずれもRM 15。

しかし奇妙なことに、2016年第2四半期のメニューブックではこの価格を載せていない。タイ AirAsia X においても同様に予約購入の食事品価格を載せていない。つまり AirAsia サイトで機内食を注文する際の画面だけに価格が表示されるので、利用者は注文する際になってようやく価格がわかることになる。これは利用者側にとって不十分な情報提供といえる。
ところがインドネシア AirAsia X では、メニューブックに予約購入する食事品の価格を載せている。 AirAsia X グループ3社の間にもこのような違いがある。

奇妙なことはまだある。マレーシア AirAsia (AK便)では、2016年第2四半期メニューブックに事前予約購入の食事品価格は載せてある。同様にインドネシア AirAsia (QZ便)でも事前購入の食事品価格はメニューブックに載っている。しかし不思議なことに、タイ AirAsia (FD便)ではメニューブックに載せていない。

事前予約の食事品の価格をメニューブックに載せないというのは、利用者にとって情報不十分だ。どのグループ航空会社であれ、また時期に関係なく、メニューブックには予約購入の食事品の価格は載せるべきです。

【 AirAsia/ AirAsia X グループ各社の間で、それぞれのメニュー内容に違いがある】


AirAsia グループ内でも、 AirAsia Xグループ内でも、各社が提供するメニュー内容に互いに違いがあるのは自然でしょう。
例えば日本人利用者に最も関係ある、 AirAsia X フライトとタイ AirAsia X フライトの 2016年第2四半期メニューブックを照らし合わせて、機内で直接購入する食事品、カップ麺、ビールを取り上げます。

AirAsia X の食事品
ビビンバ、Mac and Cheese with Chicken Meatballs(ライスなし)、 中華風長寿麺、
ナシルマッ(Nasi Lemak)、(マレー料理のご飯である)Nasi Dagan にチキンカレー、
バスマティライスにチキンルンダン(Chiken Rendang)、マレーシア風チャーハン(Fried Rice)、ブリヤニライスのベジタブルカレー
価格はいずれもRM 25、

タイ AirAsia X の食事品
辛いフライドチキン入りチャーハンとタイ風オムレツ、韓国キムチと強火炒めの鶏肉とご飯、
チキンラザニア、日本風照り焼きチキンとご飯、
価格はラザニアだけが THB 240で、他の3種は THB 210。

カップ麺を比べると、ラーメンメーカーがそれぞれ異なる。
缶ビールを比べると、 AirAsia X は Heineken, Carlsberg, Tiger の3ブランドで価格はRM 22/25.  タイ AirAsia X は Asahi,Carlsberg, Singha の3ブランドで価格はTHB 150.

これだけを比べただけでも既に両社のメニュー内容に結構違いがあることがわかりますね。事前に予約購入する食事品に至っては、11,2種類ほど提供されている中に同じ種類品は一つもありません。

【 Intraasia のひとこと】

AirAsia は付随サービス (add-on) 収入をより増やすことを企業目標の1つとしている。要するに、利用者が機内飲食により多くお金を使ってくれることを期待している。
 
さらに事前に予約購入する食事品とその場で直接購入する食事品の価格差をより広げることで、積載食事品の販売効率を上げようとしているように思われる。その価格差が実にRM 10 にもなる品さえある。

とはいえ、利用者の立場から言えば、ナシルマッ、長寿麺、マレーシア風チャーハンなどが、1食 RM 25もするのはいかにも高い。いくら空の上の食事であれ、レトルト食品の価格として適正価格を外れているように感じます。




氏名の訂正を含めた個人情報の訂正に関しては 『AirAsia 会員アカウント(兼AirAsia BIG会員アカウント)ページを解説します -2016年改訂新版』 内の該当項目をご覧ください。

AirAsia フライトのスケジュールが変更されることは、経験則上決して晴天の霹靂的なことではありません。 『予約購入したエアアジア便のフライトスケジュールが思いがけずに変更されたらどうすればいいか』 はその際の必須知識です。
『予約購入した AirAsia/ AirAsia X フライトを変更する場合の説明』 も読んでおきましょう。



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テーマ : 飛行機/フライト/機内食
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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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