AirAsia グループと AirAsia X グループの2015年度第4四半期の業績

AirAsia サイトが載せている、現時点 (2016年3月中旬)で得られる AirAsia グループの最新の業績は2015年第4四半期です。
グループの中核企業である AirAsia Berhad (マレーシア AirAsia )の2015年度連結決算は監査済みの形ではまだ発表されていない。同様にAirAsia グループの監査済み2015年度年間決算もまだ発表されていません。

AirAsia グループはここでは AirAsia Berhad (マレーシア AirAsia )、タイ AirAsia 、インドネシア AirAsia 、フィリピン AirAsia 、インド AirAsia の5社から成る。日本での子会社はグループの企業会計上は関係するが営業(運航)していないので、運航に関するグループ統計には全く現れていません。
なお AirAsia X グループは別の企業会計となります。

注: AirAsia / AirAsia X グループの会計年度は全て暦年と同じです。 Berhad (省略形 Bhd)とは全てではないが一般にマレーシアでの上場企業を示す。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。
そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。
当ブログは、東南アジアを基盤とする AirAsia 及び AirAsia X を日本人利用者のために正確で分かりやすく詳細に案内し、解説するための専門ブログです。
そのため、AirAsia が日本で設立して解消した/する合弁会社エアアジア・ジャパン及びそのフライトに関しては過去と現在と将来に渡って全く扱う対象にしていませんし、関知するところではありません。
当ブログで AirAsia X と書く場合は、特に区別が必要な場合を除いて、 AirAsia Xグループの系列会社であるタイ AirAsia X とインドネシア AirAsia X を含みます。 そして航空会社としてのさまざまな規定や特徴は AirAsia グループと AirAsia Xグループを通じてほとんど全て同じです。従って例外的な場合のみ注記します。


【AirAsia グループの2015年度第4四半期の業績】

以下の数字は全て2015年度第4四半期のものです。
AirAsia グループ全体の売上高: RM 33億8千万
その内 マレーシア AirAsia が57%を占める。次いでタイ AirAsia が24%、インドネシア AirAsia 9%、フィリピン AirAsia  6%、インド AirAsia 4% という割合です。

AirAsia グループ営業利益:RM 8億554万、
AirAsia グループ純営業利益:RM 6億7590万、
AirAsia グループ税引き前利益:RM 3億3244万、

グループ純営業利益をみると、黒字はマレーシア AirAsia とタイ AirAsia だけです。つまりインドネシア AirAsia とフィリピン AirAsia とインド AirAsia は損失を出している。

グループ税引き前利益の面でも同様であり、マレーシア AirAsia がRM 4億3451万、タイ AirAsia がRM 6795万の利益を出す一方、残り3社がいずれも損失を出しているので、グループ全体としてRM 3億3千万に減っている、ということが連結決算表から読み取れる。

Intraasia のコメント
2015年度第4四半期決算をみただけでも、グループ中核企業である AirAsia Berhad が占める重みがよくわかります。売上高でグループの57%を占め、税引き前利益ではグループの85%も占めている。
AirAsia Berhad (マレーシア AirAsia )が依然としてグループの大黒柱であることに全く変わりはありません。

AirAsia Berhad (マレーシア AirAsia )の2015年度第4四半期業績
・輸送乗客総数 647万人、
・座席稼働率 85%、
・乗客1人あたりの平均基本運賃は RM177、
・平均付随サービス(add-on)収入は RM 49、
AirAsia グループはビジネス戦術として乗客に非常なる熱心さで付随サービスを奨励している、これが数字にも示されていますね。

・売上高:RM 21億7千万、対前年同期比で47%の増加。
・営業利益:RM 8億69万、対前年同期比で276%の増加。
・純営業利益: RM 6億9433万、対前年同期比で620%の増加。
・税引後利益: RM 5億5420万、対前年同期比で229%の増加。

系列会社の2015年度第4四半期業績

タイ AirAsia
売上高は対前年同期比で3%減少して THB 76億8千万。営業利益は対前年同期比で32%減少。税引き後利益は対前年同期比で32%減少して THB 5億4296万(US$1512万)。
座席稼働率 82%、

インドネシア AirAsia
売上高が対前年同期比で37%減少。それは乗客数が対前年同期比で33%減が主たる要因でした。税引き後損失は US$7890万。
座席稼働率 80%、

フィリピン AirAsia
売上高は対前年同期比で51%増加。その主たる要因は乗客数が47%増えたことです。営業損失は対前年同期比で90%減って US$240万。税引き後損失も91%減って US$250万。


【 AirAsia X グループ2015年度第4四半期の業績】

AirAsia X グループの2015年度年間決算はまだ発表されておらず、現時点 (2016年3月中旬)で公表されている最新の業績は2015年第4四半期です。下記の数字は断らない限り第4四半期のものです。

マレーシアに本拠を置く AirAsia X Berhad は系列会社であるタイ AirAsia X の株式の49%、インドネシア AirAsia X の株式の49%を保有している。この3社が AirAsia X グループを構成している。
Intraasia注:ここでの Berhad (ブルハットと発音)とは、マレーシア証券取引所 (Bursa Malaysia)の上場企業であることを示す。

1. AirAsia X
AirAsia X Berhad は2013年第4四半期以来 2015年第3四半期まで、8 四半期連続で損失を記録した。そこで AirAsia X 経営陣は、ビジネスの再構築と組織の再編成を含めた立て直しプランを実施している最中である、と AirAsia X グループ最高経営責任者が述べています。

その成果として、2015年第4四半期は8 四半期ぶりに黒字となって純利益 RM 2億200万を出した、とグループ最高経営責任者。2015年度は黒字の四半期は1回だけですから、年間業績は依然として赤字です。

第4四半期は営業利益がRM 1億1500万で、純利益がRM 2億200万となる。

四半期毎に乗客1人あたり平均基本運賃(燃油サーチャージを含まず)を見ると、2015年は、RM 433, RM 393, RM 470, RM 563 というように、第4四半期はぐっと増えた。

座席稼働率 83%、
乗客1人あたりの平均付随サービス収入 RM 139、
2015年3月時点で、使用航空機数は A330型 21機です。(注:下記の2社とは時期が異なる)

2. タイ AirAsia X (正式名称 Thai AirAsia X Co., Ltd) の2015年第4四半期業績
2016年2月初め時点での使用機数 A330型 5機、
輸送乗客数 333、003人、
座席稼働率 83%、
平均基本運賃 US$ 121、

3. インドネシア AirAsia X (正式名称 PT Indonesia AirAsia Extra) の2015年第4四半期業績
2016年2月初め時点での使用機数 A330型機 2機、
輸送乗客数 59、463人、
座席稼働率 64%、
平均基本運賃 US$ 137、

【 AirAsia X の2015年度年間業績を示す一部の主要数値】


2015年度の年間業績(2015年12月末締め)の速報値が 、ごく最近 AirAsia サイトに掲載された。この年度連結決算表はまだ会計監査を経ていない監査前の連結決算表です。
注:連結決算となっているので、タイ AirAsia X とインドネシア AirAsia X を含んだ数値ですね。

売上高 RM 30億6255万、
税引き前損失 RM 4億3419万、
純損失 RM 3億6023万、




Thai AirAsia X (記号 XJ) を利用される方は、 『タイエアアジア X の日本路線で課される航空運賃以外の費用・料金 -最新版-』 をクリックしてお読みください。
AirAsia 各社を利用される方は 『エアアジア (AK便, FD便, QZ便, Z2便) で課される航空運賃以外の費用・料金 -2016年最新版-』 をご覧ください。

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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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