AirAsia グループの 2015年度の運行統計

 AirAsia サイトの投資家向けページで、 AirAsia グループ及びグループ各社の2015年度の運行統計が発表された。各四半期毎の統計をまとめた年間統計も載っています。名称に速報(仮)統計とついていますが、例年確定後の統計値とほぼ変わらないはずです。
こういう運行統計は AirAsia の現況をよく理解するためには、欠かせない情報と言えるでしょう。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。
そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。
当ブログは、東南アジアを基盤とする AirAsia 及び AirAsia X を日本人利用者のために正確で分かりやすく詳細に案内し、解説するための専門ブログです。
そのため、AirAsia が日本で設立して解消した/する合弁会社エアアジア・ジャパン及びそのフライトに関しては過去と現在と将来に渡って全く扱う対象にしていませんし、関知するところではありません。
当ブログで AirAsia X と書く場合は、特に区別が必要な場合を除いて、 AirAsia Xグループの系列会社であるタイ AirAsia X とインドネシア AirAsia X を含みます。 そして航空会社としてのさまざまな規定や特徴は AirAsia グループと AirAsia Xグループを通じてほとんど全て同じです。従って例外的な場合のみ注記します。


AirAsia各社 の企業会計年度は全て暦年と同じです。つまり2015年度は205年1月から12月となる。

【AirAsia グループの 2015年度の年間運行における主要統計】
(マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、インドの各 AirAsia から構成される)

項目名 2015年1年間2014年1年間対前年の変化率
輸送乗客数
座席総数
座席稼働率
5068万
6334万
80%
4557万
5818万
78%
11%
9%
2%
有効座席キロ数 ASK
有償旅客キロ数 PRK
738億4800万
589億8100万
666億2500万
521億8300万
10%
8%
平均運賃
乗客1人当たりの付随収入
RM
RM
RM
RM
%
%
飛行路線数(便数)
路線距離の平均 ㎞
航空機数(12月末時点)
351,777
1118km
170機
323,266
1072km
172機
9%
4%
2機減少
消費した燃料(バーレル)
燃料の平均価格(US$/バーレル)
-
-
-
-
%
%

注:用語の定義は AirAsia Berhad の項目をご覧ください。


【(マレーシア)AirAsia Berhad の 2015年度の年間運行における統計】
注:ここでの Berhad (ブルハットと発音)とは、マレーシア証券取引所 (Bursa Malaysia)の上場企業であることを示す。

項目名 2015年1年間2014年1年間対前年の変化率
輸送乗客数
座席総数
座席稼働率
2425万
3008万
81%
2213万
2807万
79%
10%
7%
2%
有償旅客キロ数 RPK
有効座席キロ数 ASK
300億600万
374億800万
272億7400万
345億9000万
10%
8%
平均運賃
乗客1人当たりの付随収入
RM 157
RM 47
RM 165
RM 46
- 5%
2%
有効座席キロ数あたりの収入RASK
有効座席キロ数あたりの収入
RM sen 16.84
US$ 4.27
RM sen 15.66
US$ 3.97
8%
8%
有効座席キロ数あたりの費用CASK
有効座席キロ数あたりの費用
RM sen 12.61
US$ cent 3.20
RM sen 13.16
US$ cent 3.34
-4%
- 4%
飛行路線数(便数)
路線距離の平均 ㎞
航空機数(12月末時点)
167,002
1247km
80機
155,962
1217km
81機
7%
2%
1機減
消費した燃料(バーレル)
燃料の平均価格(US$/バーレル)
6,267,403
81
5,629,921
102
11%
-20%


【用語の定義】
  • 乗客定員:飛行した航空機に備わっている座席数
  • 輸送乗客数:飛行した航空機に備わっている座席中、乗客に販売した座席数。これにはノーショーの場合も含まれる。
  • 座席稼働率:座席利用率。 乗客定員に対する輸送乗客数の割合
  • 有償旅客キロ数:RPK (Revenue Passenger Kilometers)、運賃を支払った乗客数にその乗客が飛行したKm数を掛けたもの
  • 有効座席キロ数:ASK(Available Seat Kilometers)、飛行の際利用できる座席の総数にその飛行Km数を掛けたもの
  • 有効座席キロ数あたりの収入:空港税、AirAsiaInsure保険の販売からの収入、保険請求など弊社の運行に関係する「その他収入」という項目名で表される特定の収入と支出を調整した後の総収入(収益)を有効座席キロ数(ASK)で除算したもの
  • 有効座席キロ数あたりの費用:空港税を調整し、不確定の外国為替損益及び弊社の運行に直接関係ない支出を控除し、確定した外国為替損益などの特定の金融収入項目を含めた後の運行に関係する総費用を有効座席キロ数(ASK)で除算したもの
  • 飛行路線数:実際に飛行した路線の総数(便数)
  • 付随収入とは運賃と燃油サーチャージを除いて、航空会社に直接収入となるいわばサービス収入です。機内預け荷物・スポーツ器具料金、座席選び料、フライト変更料、機内食販売、AirAsia 旅行保険など、様々な add-on サービスから得る収入です。


【タイAirAsia の 2015年度の年間運行における主要統計】

項目名 2015年1年間2014年1年間対前年の変化率
輸送乗客数
座席総数
座席稼働率
1485万
1822万
81%
1221万
1531万
80%
22%
19%
1%
有効座席キロ数 ASK
有償旅客キロ数 PRK
181億1600万
148億7200万
154億19000万
124億2000万
17%
20%
平均運賃
乗客1人当たりの付随収入
  %
%
飛行路線数(便数)
路線距離の平均 ㎞
航空機数(12月末時点)
101,231
995km
45機
85,074
1008km
40機
19%
-1%
5機増
消費した燃料(バーレル)
燃料の平均価格(US$/バーレル)
-
-
-
-
%
%



【インドネシアAirAsia の 2015年度の年間運行における主要統計 】

項目名 2015年1年間2014年1年間対前年の変化率
輸送乗客数
座席総数
座席稼働率
652万
875万
74%
785万
1004万
78%
-17%
-13%
-4%
有効座席キロ数 ASK
有償旅客キロ数 PRK
117億7400万
88億5700万
116億6400万
91億5000万
1%
-3%
平均運賃
乗客1人当たりの付随収入
RM
RM
RM
RM
%
%
飛行路線数(便数)
路線距離の平均 ㎞
航空機数(12月末時点)
48,655
1245km
25機
55,796
1181km
30機
-13%
5%
5機減
消費した燃料(バーレル)
燃料の平均価格(US$/バーレル)
-
-
-
-
%
%


インドネシア AirAsia はビジネス改革のために路線または便数縮小などを行った。そこで全体的に数値が前年より下がっています。
なおフィリピン AirAsia とインド AirAsia は数値が小さいので省略します。

【 AirAsia グループの定刻出発に関する統計 -2015年】

ここでは ”定刻出発率” と呼んでおきます。
航空業界の基準に従った説明:定刻に出発するとは、指定された駐機場所から予定出発時刻から15分以内に出発することをいう、とのことです。

AirAsia 2015年
1月 84%、 2月 84%、3月 85%、 4月 84%、5月 81%、6月 82%、
7月 77%、 8月 78%、9月 79%、10月 81%、11月 77%、12月は未発表

Intraasia のコメント
月によってある程度のばらつきがあるので、77%と85%の間に有意の差があることはわかる。毎月1万本以上のフライトが飛んでいるので、近い将来あるフライトの乗客になった時、そのフライトが定刻に出発するかどうかの参考程度にはなりそうですね。


【企業会計上は AirAsia グループと AirAsia X グループを区別する】

企業会計上、 AirAsia グループと AirAsia X グループは別立てです。そこで AirAsia X 各社の運行統計は AirAsia グループの統計には含まれません。
AirAsia X グループの企業会計年度も暦年と同じです。

【 AirAsia X の 2015年度第4四半期の運航統計】


AirAsia X の2015年年間決算はまだ公表されていません。 従って下記は2015年第4四半期の運行統計です。

項目2015年第4四半期2014年第4四半期対前年同期の変化率
座席総数1,193,9591,333,072-10%
輸送乗客数 (人)985,7391,086,800- 9%
座席稼働率83%81%2%
乗客1人あたりの平均運賃RM 563RM 46122%
乗客1人あたりの付随収入RM 139 RM 146- 5%
有効座席キロ数 ASK あたりの収入RM sen 14.49RM sen 12.5415%
有効旅客キロ数 ASK あたりの費用RM sen 14.12RM sen 13.316%
期末の保有機数 (A330-300機)27261減
飛行したフライト総数3,1673,536-10%
フライトの平均飛行距離(km)4,9414,8941%
消費した燃料(バーレル)866,453922,629-6%
燃料の平均価格(US$/バーレル)62116-46%

【用語の定義】
  • 座席総数:実際に飛行した航空機に備わっている座席総数
  • 輸送乗客数:利用者に販売された座席数でありノーショー(購入したが乗らなかった人)を含む。さらにプロモーション目的で提供した座席数も含まれる。
  • 座席稼働率:座席利用率。 乗客定員に対する輸送乗客数の割合。
  • 有効座席キロ数:ASK (Available Seat Kilometers)、飛行の際利用できる座席の総数にその飛行Km数を掛けたもの
  • 有償旅客キロ数:RPK (Revenue Passenger Kilometers)、運賃を支払った乗客数にその乗客が飛行したKm数を掛けたもの


タイ AirAsia X (正式名称 Thai AirAsia X Co., Ltd) の2015年第4四半期の主要運行統計
2016年2月初め時点での使用機数 A330型 5機、
輸送乗客数 333、003人、
座席利用率 83%、
平均基本運賃 US$ 121、

インドネシア AirAsia X (正式名称 PT Indonesia AirAsia Extra) の2015年第4四半期の主要運行統計
2016年2月初め時点での使用機数 A330型機 2機、
輸送乗客数 59、463人、
座席利用率 64%、
平均基本運賃 US$ 137、




『エアアジアのセールスプロモーションについて例を上げて説明します』 を読んで、 AirAsia のセールスプロモーションの基本知識をつけましょう。
利用する航空会社コードを覚えておきましょう、『AirAsia グループに属する各航空会社名とその航空会社記号(コード)』 をご覧ください。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 航空会社
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

airasia

Author:airasia
マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

カテゴリ
最新記事
検索フォーム
リンク
FC2カウンター
RSSリンクの表示
最新コメント
QRコード
QR
最新トラックバック