AirAsia グループと AirAsia X の2015年第2四半期の業績

AirAsia は、マレーシアの新聞が経済ニュースとして報じたように、2015年第2四半期の決算を発表しました。決算内容の詳細は AirAsia サイトに載っている。
そこで当サイトではその決算報告から要点を抜粋して載せます。

注:Berhad (省略形 Bhd、発音はブルハット) とは、全てではないが一般に、マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia) に上場している企業を示す。

【AirAsia Berhad の6月末締め2015年第2四半期の決算発表から】

以下の数字はことわらない限りいずれも2015年第2四半期の数字
・売上高 RM 13億2千万、対前年同期比で1%の増加。
・乗客数:595万人、対前年同期比で7%の増加。
・座席利用率:80%。

・営業利益:RM 2億4300万、対前年同期比で40%の増加。
・純営業利益: RM 1億2400万、対前年同期比で75%の増加。
・金利税引前利益(EBIT)の割合が対前年同期比で5%増えて 18%である。
・借入金に対する未実現外国為替差損 RM 4360万、

・税引き後利益:RM 2億4300万、対前年同期比で33.8%減。

・有効座席キロ数あたりの収入(RASK):14.56セント、対前年同期比で5%減。
なお燃油サーチャージは2015年1月26日から廃止した。仮に前年同期の燃油サーチャージを除外して計算すれば、今期のRASKは6%増えたであろう。

・平均運賃:RM 141、
・利用者1人当たりの付随収入:RM 46、対前年同期比で2%増加。

以下の数字はことわらない限りいずれも2015年上半期の数字
・純利益 RM 3億9200万、前年同期はRM 5億700万。
・売上高 RM 26億2千万、

ギアリング(自己資本と他人資本の比率)
2015年第1四半期末
純負債 RM 115億4400万、純ギアリング 2.47

2015年第2四半期末
純負債 RM 105億3100万、純ギアリング 2.21

ギアリング比率が落ちた要因
総負債が6%減ったこと及び手持ち現金が15%増えたこと

2015年末のギアリングの目標: 1.81

Intraasia のひとこと

AirAsia はずっと以前から、そのサイトやメディアでの広告で付随サービス(Add-on) の宣伝と奨励を極めて熱心に行っている。それがこの決算数値つまり平均運賃対付随サービス収入の比が 3対1となって現れている。

【AirAsia Bhd の系列会社の2015年第2四半期の業績】

タイ AirAsia
売上高は対前年同期比で26%増加して THB 69億。営業利益は対前年同期比で220%増加して THB 5億1400万。税引き後利益は対前年同期比で218%増加して THB 3億7400万(US$1110万)。

インドネシア AirAsia
売上高が対前年同期比で16%減少。乗客数が対前年同期比で18%減でした。税引き後損失は US$3688万。(インドネシアエアアシア機事故の影響から立ち直って)航空券販売は現在では回復しており、事故以前の水準にまで戻った。

フィリピン AirAsia
売上高は対前年同期比で6%増加。営業損失は減った、対前年同期比で68%減。税引き後損失は US$1734万。


【AirAsia X Berhad の6月末締め2015年第2四半期の決算発表から】

AirAsia X Bhd は6月30日締め2015年第2四半期の決算を発表しました。上場しているマレーシア証券取引所(Bursa Malaysia) に報告したものです。

以下はいずれも2015年第2四半期の数字です:
・純損失額 RM 1億3290万、前年同期は RM 1億2880万の純損失、対前年同期比で3%損失額が増えた。
・売上高 RM 6億5300万、前年同期はRM 6億7160万でしたので 約3%減です。主たる要因は定期運航便を減らしたこと。
・営業損失 RM 1億、対前年同期比で14%損失が減った

・座席利用率は前年同期の80%から68%に下がった、一方利用者1人当たりの平均運賃は7%増えて RM 415.9となった。
・利用者数は今期が81万人、前年同期が102万人です。
・1人当たりの付随収入(add-on) RM 130、対前年同期比で6%減。

・チャーター運行による売上が増えて RM 1億1900万でした。前年同期はRM 8570万。
・旅行者保険を含めた付随売上高は 24%減の RM 1億660万。 前年同期はRM 1億4千万でした、この理由は利用者数の減少が大きい。
・運航に用いる保有機数は、今期が26機、前年同期が20機でした。

以下はいずれも2015年上半期の数字です:
・純損失額は RM 2億5886万、前年同期は RM 1億4千万の損失でした。
・売上高は RM 14億2800万、前年同期は RM 14億2100万でした。
・1人当たりの平均運賃はRM 462.2、前年同期比で 7.8%増です。

・チャーター運行による売り上げが RM 2億3200万に増えた。
・旅行者保険を含めた付随売上高は 19%減の RM 2億3460万。 
・営業支出が対前年同期比で 3.7%減の RM 15億3400万。この理由は燃料費の減少が大きい。

AirAsia X の2015年6月末時点における、通貨別収入
米ドル 40%、マレーシアリンギット 32%、オーストラリアドル 20%、人民元 2%、日本円 1%、その他

AirAsia X は声明の中で次のように書いている:「今後の予約状況から、第2四半期において利用者と収益の回復を示している、これは2015年の残り期間も続くことでしょう。」 「平均運賃が上昇することが期待される。」 「AirAsia X Bhd はその転換プログラムが軌道に乗っており、運行サイズを適切にして収益を効率化し利用率を高めることに力を注いでいる。」 

【AirAsia Xの系列会社の情報】

Thai AirAsia X の2015年第2四半期業績
乗客総数 22万8千人
座席利用率:72%、
平均基本運賃: THB 4992,
純損失額:THB 1億、

現時点での運行路線(バンコク発):韓国のInchen 路線 週7便、大阪路線 週7便、成田路線 週14便、
今後の路線開設計画:中国、イラン、ロシア、オーストラリア、
保有機数(2015年6月末時点): A330型 4機、

Indonesia AirAsia X
現時点での運行(バリ島発):台北路線 週4便、メルボルン路線 週5便、
今後の路線開設計画:10月からシドニー路線、 ジェッダ、中国、東京など
保有機数: A330型 2機、

Intraasia のひとこと
AirAsia X は依然として赤字傾向から脱却していない。 それは近距離運航である AirAsia グループ各社の場合と異なる要因があるそうで、低コスト航空会社の中長距離路線における採算性が本来的に抱える課題のようです。
ところで Indonesia AirAsia X は今後の開設予定に東京を掲げていますね。予想した通り、バリ島-日本路線の開設を考えているのでしょう。
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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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