AirAsia X の 2015年第1四半期の業績速報

AirAsia X は2015年第1四半期の運行業績速報を2015年5月下旬に AirAsia サイトのプレス発表ページに載せましました。
以下はその発表文(一部省略)と業績を示す数値です。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。
そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。
当ブログは、東南アジアを基盤とする AirAsia 及び AirAsia X を日本人利用者のために正確で分かりやすく詳細に案内し、解説するための専門ブログです。
そのため、 AirAsia が日本で設立して解消した/する合弁会社エアアジア・ジャパン及びそのフライトに関しては過去と現在と将来に渡って全く扱う対象にしていませんし、関知するところではありません。
当ブログで AirAsia X と書く場合は、特に区別が必要な場合を除いて、 AirAsia Xグループの系列会社であるタイ AirAsia X とインドネシア AirAsia X を含みます。 さらに航空会社としてのさまざまな規定や特徴は AirAsia グループと AirAsia Xグループを通じてほとんど全て同じです。従って例外的な場合のみ注記します。


【AirAsia X Berhad の2015年第1四半期の運航統計】

注:2015年5月末時点では、本発表前の仮発表となっている。数字は全て四半期のものです

AirAsia X Berhad は AirAsia グループの系列会社として、長距離運航を担っている、低コスト航空会社です。
Intraasia注:ここでの Berhad (ブルハットと発音)は、マレーシア証券取引所 (Bursa Malaysia)の上場企業であることを示す。

弊社の企業転換戦略には2015年上半期における運航ネットワークの統合も含まれており、その戦略に沿って、 AirAsia X は2015年初めに特定の路線で運行本数削減を行いました。これは主としてオーストラリアと中国の複数の路線においてであり、また既にアデレード路線と名古屋路線は廃止しました。 AirAsia X は収入増加のために、輸送能力に余裕ある分は短期のウエットリース及びチャーター便に既に転用しています。

(下記の表に示した状況ではあるが)現在の予約傾向は2015年下半期には業績回復するとの期待に沿ったものです。

AirAsia X が保有する航空機の動向に関しては、2015年第1四半期に 2機のA330-300機をリースの形で受け取りました。この結果同四半期時点における総機数は 25機となった。なお前年同期は19機でした。

AirAsia X の姉妹会社の2015年第1四半期をみます。
Thai AirAsia X は(業績好調で)座席利用率は 82%、輸送乗客数は 155,961人でした。これはタイと日本及び韓国間の路線の人気が続いていることを反映したものといえるでしょう。Thai AirAsia X が運航に用いている機数は A330-300が 3機です。
Indonesia AirAsia X はバリ島と台北及びメルボルン間を運航しており、機数は A330-300機が 2機です。

項目2015年2014年変化率
輸送乗客数 (人)914,9701,080,763- 15%
座席総数1,234,2981,257,295- 2%
座席稼働率74% 86%- 12%
有効座席キロ数 ASK60億2000万62億2000万- 3%
有償旅客キロ数 RPK44億3000万53億3900万- 17%
飛行したフライト総数3,4453,3353%
フライトの平均飛行距離(km)4,6354,947- 6%
保有機数 (A330-300機)25196増

【用語の定義】
  • 座席総数:実際に飛行した航空機に備わっている座席総数
  • 輸送乗客数:利用者に販売された座席数でありノーショー(購入したが乗らなかった人)を含む。さらにプロモーション目的で提供した座席数も含まれる。
  • 座席稼働率:座席利用率。 有償旅客キロ数 RPKを有効座席キロ数 (ASK) で除したもの。
  • 有効座席キロ数:ASK (Available Seat Kilometers)、飛行の際利用できる座席の総数にその飛行Km数を掛けたもの
  • 有償旅客キロ数:RPK (Revenue Passenger Kilometers)、運賃を支払った乗客数にその乗客が飛行したKm数を掛けたもの
Intraasia のコメント
 AirAsia X は2014年の年間業績が良くなかったこともあり、2015年第1四半期途中に前最高経営責任者を更迭した。その時点から暫定最高経営責任者が AirAsia X の舵を握って、業績向上と改革を目指している。そこでまだその成果は出ていないということです。
タイ AirAsia X は運航しているごく限られた路線がいずれも人気が高いようであり、その分好調なのでしょう。




【多額の外国為替差損のために AirAsia X の業績はさらに悪化した】
-2015年5月29日付け Intraasia の『マレーシアの新聞記事から』ブログから再録-

AirAsia X の2015年第1四半期(3月31日締め)の業績が発表されました。
この期は外国為替損がRM 8900万と多額であったことから業績が悪化し、純損失額が増えて RM 1億2592万を記録しました。前年同期はRM 1128万の赤字でした。これで AirAsia X Bhd は6四半期連続の赤字となる。

2015年第1四半期の売り上げ高はRM 7億7537万、 対前年同期比で3.5%の増加です。 AirAsia X は発表声明の中で述べる:前年同期の外国為替益でRM 1000万を得たが、マレーシアリンギットの弱化で今期はRM 8900万の損失となった

今期は純税金費用が RM 860万でした、一方前年同期はRM 3680万の純税金控除でした。 税控除は2014年時に最大限に申請済です。
営業面で今期はRM 600万の営業利益を出しており、前年同期は RM 3300万の赤字でしたので増加しました。有効座席キロ数あたりの収入RASK  は12.9セントです、対前年同期比で7%ほど増えました。これは燃料費が減少したことが主に貢献している。
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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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