KLIA2 (第2クアラルンプール国際空港)の案内と情報 - 降機してから到着ホールに出る前まで編

KLIA2 (第2クアラルンプール国際空港)は2014年5月2日にオープンし、5月9日から AirAsia グループ全社も KLIA2 に引っ越しました。既にLCCターミナルは旅客ターミナルの機能を終えました。

KLIA2 (ケーエルアイエーツーと発音)は クアラルンプール国際空港(KLIA という略称)の第2ターミナルではなく、距離2㎞ほど離れた近接した地に建設された、主として低コスト航空用の別の空港という捉え方です。

KLIA2 はその名前が如実に示すように "第2の KLIA" という意味合いを込めて建設されました。当ブログで既に書いているように、KLIA2 の空港コードは KLIA (クアラルンプール国際空港)と同じ "KUL" ですが、マレーシアでは一般に空港と認識され、そう呼ばれています。現に華語名称は ”第二吉隆坡國際機場”つまり第2クアラルンプール国際空港です。AirAsia 公式サイトも "KLIA2 airport" や "new airport" という単語を使っています。

マレーシアマスコミや国民に”新しい空港”という捉え方が一般的であるにも関わらず、 ”第2ターミナル” というような呼称を使わないようにと、ここで賢明な読者の皆さんに注意を喚起しておきます。
”新しい低コストターミナル”ではなく”新しい空港”ができたというマレーシアの誇りを込めた捉え方に、日本人は敬意を払おうではありませんか。

2016年7月追記: 2016年6月末から AirAsia はそのサイトで KLIA2 の名称として LCCT KL という呼称を用いるようになった。 AirAsia がこの呼称を用いるに至った経緯は長くなるのでここでは省略しますが、実際には KLIA2 と LCCT KL の両方を併用している。

【KLIA2の数字】

KLIA2の数字による概要は次のように発表されている:
・年間乗客数の扱い能力: 4,500万人
・新しく建設した長さ 4km の第3滑走路はKLIA2専用
・第3滑走路は従来から使っている第2滑走路と2.2㎞離れて平行している
 Intraasia注:第2滑走路は KLIA利用の航空機と共用しているそうです

・広さ 25万7千平米、 ゲート数 60、 80基のエアロブリッジ、
・テナント店舗用床面積 3万2千平米、 その予定小売店舗数 225店、24時間飲食店 予定数 90店、

・駐車場の駐車枠 6000台以上。駐車場はメインターミナルに隣接した Gateway@KLIA2ビルにつながっており(というかそのビルの一部)、8階構造となる。

KLIA2はこれまでの LCCターミナルよりはるかに大きく、モダンな空港であることはわかるが、数字だけを眺めても実際のイメージは浮かんできませんね。
なお KLIA2 (ケイルアイエーツー)は24時間空港です。空港内各所に両替所があるので、マレーシア到着前にリンギットに両替しておくような必要はない。

AirAsia グループがKLIA2での運行を始めてまもなくの、5月中旬にイントラアジアは KLIA2 の最初の利用をしました。その後、KLIA2 を訪れるたびにより詳しい観察をして案内文と写真を追加または更新しています。その結果ほぼ情報は網羅したはずです。

これまでの増補・更新の記録: 2014年6月に数回更新、2014年8月下旬大幅増補、 2014年11月上旬増補、2015年4月、7月更新、2016年4月一部の写真を最新に変更。

【国際線で到着した場合】

メインターミナルとサテライトターミナルは長さ300m のスカイブリッジで接続されている。サテライトターミナルは両翼に伸びる形でピアがあり、そこに国際線用の搭乗口・降機口がある。
このスカイブリッジは二層の構造になっており、上層がサテライトからメインターミナル方向へ向かう到着客または国内線乗り継ぎ客の通路です、下層がメインターミナルからサテライトへ向かう国際線出発客用の通路です。
このスカイブリッジの下を航空機が移動の際に通ることになる。

サテライトターミナルのいわば両翼になるピアで降機した到着客は通路を歩いてサテライトターミナルに着く。なお出発客はピアの下層通路を歩くので、到着客と出発客は混じり合うことはない。

【乗り継ぎルームは必ず通る場所の脇にある】

サテライトの真ん中にあるのが乗り継ぎ用の部屋です。下に掲げた写真は(2014年5月撮影)、通路を歩いてきた到着客が必ず目にする場所に掲げてある表示です。この写真では右側が国際線乗り継ぎカウンターのある部屋です。
AirAsia は乗り継ぎを ” Fly-Thru(経由飛行)” と呼んでいることを知っておきましょう。

KLIA2-inside-01.jpg

下の写真は上の写真とは反対方向から歩いて来た場合を写した(2014年8月撮影)
KLIA2-inside-08.jpg

マレーシアに入国せずに他国へそのまま飛行する人( Fly-Thruする人)はその乗り継ぎ用ルームに入る。下の写真は(2016年4月撮影)外から撮った乗り継ぎ用ルームの様子です。X線検査機装置が写っていますね。

KLIA2-2016_01.jpg

乗り継ぎ用ルームに入ると、左側に下写真(2014年8月撮影)の乗り継ぎカウンターがある。搭乗券を持たない人は寄りましょう。
KLIA2-inside-09.jpg

X線検査機から先の写真は 『KLIA2 (第2クアラルンプール国際空港)の案内と情報 - 出国検査場を経てサテライトビルにある国際線搭乗口まで編』 をクリックしてご覧下さい。

マレーシアに入国する人及び国内線にフライスルーする人は表示板の矢印に従って左方向へ歩きます。するとすぐにエスカレーターがあるので、それに乗って上ります。(写真は2014年11月撮影)

KLIA2-inside-20.jpg

上り切ると、そこからは二層になったスカイブリッジの上側を歩くことになる。下写真です (2014年5月撮影)。

KLIA2-inside-03.jpg

この通路には椅子も設置してあるので、休み休み歩くこともできる(笑)。
空港当局が発行している KLIA2のフロア案内図がありますので、それから該当部分をスキャンした画像を参考として掲載しておきましょう。ただこの図だけを見てもなかなか具体的なことはわからないでしょうが、赤点線部分が経路になります。

KLIA2-arrivalIMG_01.jpg

スカイブリッジの出口にはエスカレーターと階段が設置されているので、階下へ降りるとそこが到着ホールです。
この階段からは、右手下方向に出国時の持ち物検査場が見えたので、それを撮ったのが下の写真です(2014年5月撮影)。もちろん厳重に仕切られているので、入れない。

KLIA2-inside-04.jpg

【入国検査場に関して】

到着ホールへ降りると目の前には、入国検査を受ける Imigresen イミグレセンのカウンターが広がっている。下の写真は階段半ばから撮ったその光景です(2014年5月撮影)

KLIA2-inside-05.jpg

入国検査ブースの右側ウイングに列が並んでいますね。この写真ではよくわかりませんが、それと対照になる形で左側にも検査ブースが並ぶ左ウイングがある。どちらに並んでも同じですが、最初はどちらに並ぶべきかと少し悩みます。

KLIA2 (ケイエルアイエーツー)における出入国審査時の迅速審査カウンターについて -2015年7月追記

KLIA2 では 2015年6月25日から、ビジネスクラス乗客とプレミアムフレックス(Premium Flex)タイプの乗客は出入国審査場で迅速審査カウンターを利用することができます。これは入国時及び出国時の両方です。

Intraasia注: 『AirAsia グループに属する各航空会社名とその航空会社記号(コード)』 をご覧ください。
プレミアムフレックス( Premium Flex) タイプはその名称に捉われないことです。座席自体はエコノミークラスであり、ビジネスクラスではありません。

質問とその答え
1.KLIA2(第2クアラルンプール国際空港) で出入国時の迅速審査カウンターを利用できるのは、どんな種類の乗客ですか?
返答:ビジネスクラス乗客とプレミアムフレックス乗客(航空会社コード: D7, XJ, XT, AK, FD, QZ, PQ, Z2, i5) がこの迅速審査カウンターを利用できます。これは2015年6月15日から実施します。

2.出入国審査官は、私がプレミアムフレックスタイプの乗客であることを搭乗券からどのようにして確認するのでしょうか?
返答:出入国審査官は、乗客の持っている搭乗券におけるプレミアムフレックスの特徴をチェックして、その者が迅速審査サービスを利用できるかを確認します。

3.出入国時の迅速審査カウンターの場所はどこですか?
返答:出国審査場では32番カウンターです、入国審査場では A1 カウンターになる。

4.そのカウンターの見つけ方を教えてください。
返答:どちらのカウンターも(”FASTRACK” と書かれた)目立つ案内標識が掲げてあります。


上の写真には写ってないが、写真の右外側に入国検査ブースまたはパスポート自動検査機が並んでいる。それを上方から撮ったのが下の写真です(2014年11月撮影)。 そこはマレーシア国民用の検査ブースですので、外国人には関係ありません。かなりの到着客がそちらへ歩いていくかもしれないが,その人たちの後に付いていかないようにしましょう。

KLIA2-inside-21.jpg

このImigresen イミグレセン検査場は配置と表示がわかりにくい。
Imigresen イミグレセンの入国検査では、両手人差し指の指紋登録または照合がある。この手順は何年も前から既に導入されていたが、再入国者には係官の判断で行うだけであったが、今年3月のマレーシア航空機事故以後は毎回入出国時に指紋照合するようになった。
なお指紋照合されないことが時々ある。その理由は検査官によると、システムが時々ダウンするからです、指紋照合手続きがなくなったわけではない。1,2回程度の体験で物事を判断しないことです。

【国内線用乗り継ぎルームと乗り継ぎ(フライスルー)の説明】-2014年6月と8月の追記

フライスルーは単なる乗り継ぎではありません、『新編・乗り継ぎ客のための ”経由飛行 (FLY-THRU)”の説明と問答集 』 をよくご覧ください。

KLIA2 を伝えるマレーシアのサイトに掲載されているターミナル見取り図のメインターミナルのLevel 2 に Transfer Hall として示されているのが、国内線用の乗り継ぎルームとなる。
そこで当ブログではそのターミナル見取り図を借用して日本語の文字を加えて載せておきます。

klia2-mainandsatelite01.jpg

上記で写真で案内している、国際線用乗り継ぎルームはこの見取り図でサテライトターミナルにあることがよくわかりますね。

AirAsia サイトの KLIA2 における Fly-Thru (乗り継ぎ)の説明はまだ不十分です。2014年6月上旬時点で次のように簡単な説明で載せている:
・国際線から国内線へのフライスルーの場合
(KLIA2に)到着した後で、国内線乗継ぎの案内表示を探し、そこで保安検査と(Imigresen の)入国検査を受けます。ただし乗継ぐ便の搭乗券をまだ手にしていない方は、弊社の乗継ぎカウンターで乗継ぎ便のためのチェックインを先に済ませてください。以上

具体的な場所を確認し、写真に撮りました。入国検査場の左ウイングの写真を下に掲げます。

KLIA2-inside-23.jpg

この検査場左ウイングに向かって左側に通路があるので、国内線へフライスルーする人は左ウイングへ進まずに左方向通路を歩いていけばよい。下写真がそれを撮った写真です(2014年8月撮影)

KLIA2-inside-11.jpg

その通路を20mほど歩くと、右側に下写真のような乗り継ぎカウンターがある(2014年8月撮影)。
乗り継ぎカウンターに向かって左側の脇に乗り継ぎルーム(Fly-Thru)への入り口がある。国内線に乗り継ぐ(Fly-Thru)する人は”国内線 J、Kピア”と書かれた方に入っていく。国際線に乗り継ぐ人(Fly-Thru)する人は”国際線 L,P,Q” と書かれた方へ進む、こちらは階段を昇った上階にある。(勝手に入り込んでの写真撮影はできません)
国際線の多くはスカイブリッジを渡ったサテライトターミナルで到着と出発するので、国際線に乗り継ぐ(Fly-Thru)人がこちらの国際線乗り継ぎルームを利用することは少ないでしょう。

KLIA2-inside-12.jpg

【国内線で KLIA2 に着いた場合 】
国際線で到着した場合と大いに異なります。別記事である 『KLIA2 (ケイエルアイエーツー)の案内と情報 - 国内線で到着してから乗り継ぐまたは到着ホールに出る前まで編』 をクリックしてご覧ください。

【手荷物受取場と免税ショップ】


パスポートに社会訪問パスを押してもらえば、入国検査は終わり。通路に沿って検査場の外へ出ると、そこは預け手荷物受け取り用のターンテーブルが並ぶホールです。面白いデザインとして、このホールには免税ショップが同居している。免税ショップが隅っこにあるのではなく、ホールのほぼ中央の場所を占めている。24時間営業です。

KLIA2-inside-17.jpg

上と下の写真2枚はいずれも2014年5月撮影の様子です。

KLIA2-inside-07.jpg

この手荷物受取場兼免税ショップホールには銀行の外貨両替所が2か所ある。
入国検査場を背にして右手側にあるのが下の銀行です(2014年8月撮影)
KLIA2-inside-13.jpg

入国検査場を背にして左手側にあるのが下の銀行です(2014年8月撮影)
KLIA2-inside-14.jpg

手荷物受取場兼免税ショップホールの写真をもう2枚載せておきます(2014年8月撮影)
KLIA2-inside-15.jpg

KLIA2-inside-16.jpg

この免税ショップの傍らに、空港電車(ERL) の切符販売カウンターがある(下の写真は2016年4月撮影)。目立つので比較的容易に目に入るでしょう。もちろんここで買わなくても、Gateway@KLIA2ビルにある KLIA2電車駅で切符は買える。 KLIA へ移動する人は電車が最適です。

KLIA2-2016_02.jpg

機内預け荷物が見つからない、長尺物の預け荷物といった場合は、手荷物受取場兼免税ショップホールの一番端にあるオフィスへ行くことになります。その場所を知らせる掲示板の写真です。
KLIA2-inside-19.jpg

さて預け手荷物のある人はそれを引き取り、税関検査のある場所を通って、到着ホールの外へ出ることになる。
税関検査として、以前は係官の指示がある時だけ手荷物を X線装置に入れるあり方だったが、現在(2015年)では、全員が手荷物を X線検査装置に入れる方式になっている。

税関検査場を終えて到着ロビーへ出る直前の一画に、タクシークーポン販売窓口とバス切符販売窓口が2015年に設けられた。『到着ホールに出てからバス/タクシーに乗るまで編』 で説明しているように、乗り場はこの場からかなり離れているので、バス切符を買う人は注意するように。 もちろんこの窓口で買ってもいいし、バスタクシーターミナルで買ってもよい。。

KLIA2-inside-18.jpg

そうして上写真に掲げた 大きな Tourism Malaysia カウンターの前にある出口を出れば、そこが到着ロビーです。出迎え者など多くの人がその出口の外側に待っている。





この続きは 『KLIA2 (第2クアラルンプール国際空港)の案内と情報 -到着ホールに出てからバス/タクシーに乗るまで編』 をクリックしてご覧ください。

2015年の追記: KLIA2 (ケイエルアイエーツー)が一般呼称である
当ブログでは「KLIA2 の案内と交通機関情報 」カテゴリー欄で既に十分説明していることです。この場でもう一度だけ書いておきます。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。

日本語の翻訳ページが何と呼ぼうと当ブログの知ったことではない。大切なことはマレーシアで KLIA2 はどのように捉えられており、どのように呼ばれているかです

100%とまでは言わないが、ほとんどの場合そして業界関係者から一般市民まで KLIA2 は「ケイエルアイエーツー」と呼ばれ、クアラルンプール国際空港(KLIA) の第2空港という捉え方です。空港記号が同じ ”KUL" だから第2ターミナルというのは理屈だけを基にした、マレーシア事情を知らないどこかの日本人翻訳者の訳語に過ぎない。なぜそんなものを Intraasia が気にする必要があろうか。

当ブログは日本語翻訳ページが出現するずっと以前から発信しており、事情と現実を知らない者が訳した翻訳文など最初から参照も関知もしません。
このことをこれ以上説明するつもりはありませんし、当ブログでこれ以上取り上げることはありません。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
プロフィール

airasia

Author:airasia
マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

カテゴリ
最新記事
検索フォーム
リンク
FC2カウンター
RSSリンクの表示
最新コメント
QRコード
QR
最新トラックバック