KLIA2 は2014年5月2日にオープンする、 AirAsia グループは5月9日までには KLIA2に引越しする

新しい第2クアラルンプール国際空港 (KLIA2) は、当ブログの記事で既報しましたように、2014年5月2日にオープンします。
参照:『オープン前の KLIA2 の進捗状況と AirAsia の国内線における新路線開設のニュース』をクリックしてご覧ください。

KLIA2建設の施主であり且つ所有運営会社である、マレーシア空港持ち株会社に対して、 AirAsia のトップ経営陣はもう何年も前から批判と不満を度々表明してきた。Intraasiaは長年マレーシアマスコミの報道に親しんでいるため、両者の間にはかなりの溝があることは明らかです。

そこで2014年4月初旬に AirAsia は声明を出して、KLIA2への引越しは5月初めには行わない、という趣旨を表明しました。以下にIntraasia の『マレーシアの新聞記事から』ブログから引用しておきます:

【KLIA2は5月2日にオープンして9日にLCCターミナルは停止する、しかし AirAsia は移転は後日だと発表】

新しい低コスト航空用ターミナルである KLIA2は、政府が公言していた2014年5月2日にオープンして、現行のLCCターミナルは5月9日に運営を停止する、と発表がありました。これに伴ってLCCターミナルでのImigresen イミグレセンと税関など官庁の仕事を停止することになる。

しかし(KLIA2での圧倒的多数の航空便運航を行うことになる) AirAsiaは、KLIA2のいくつかの問題が解決されてから KLIA2に移転すると発表しました。

交通省の副大臣の発言:「9日以前に AirAsiaは KLIA2へ移転すべきです。9日には LCCターミナルは運営を止めてしまいます。」

国会の会計委員会議長の発言:「KLIA2のオープンにあたって、最初から KLIA2に運行を移行する航空会社はCebu Pacific と Malindo Air の2社だけです。 AirAsia はKLIA2での運行移行を後日に遅らせると言っている。」

AirAsia 側は主張する:「最近公表された独立系コンサルタント会社の報告書では、エプロ/駐機場にひび割れができていることがわかった。滑走路は定期的に改善措置を取る必要があるとのこと。 AirAsia グループは400機の航空機を1日に運行し、LCCターミナルには70機はいます。ですから、 AirAsia のようにハブ航空会社にとって運営上の妨げになることを証明するものです。2013年だけでも AirAsia はLCCターミナルで2200万人を運んだのです。ターミナルの移転の前に全ての改善ステップが実行されることが必須であると、我々は考える。」

「KLIA2での運航準備完了期間及びターミナル移転用期間としてて2か月は非現実的であり、希望的過ぎる。」

一方KLIA2のオーナーで運営者であるマレーシア空港持ち株会社及び政府は、2か月あれば十分であると主張している。

AirAsia 側はこの問題において、ナジブ首相の介入を希望しています。 AirAsia 最高経営責任者は語る、「国家的問題を解決するにはナジブ首相の介入が避けられない。アジア最大の低コスト航空会社として AirAsia は、KLIA2を世界のハブにすることに貢献できるしその意向です。」 「 AirAsia は意図的にKLIA2を避けようとしているのではない。KLIA2につちえ、とりわけ機能と安全性と保安面で憂慮する点がある。これに対処しなければならない。」 

「 AirAsia はKLIA2の最大の航空会社として、80%以上の交通量を占める。必須であるのは完全に機能する、そして長期的に見て成長可能であることです。」 「空港が中断の可能性が全くないように機能することを確実にしなければなりません。」
以上

するとナジブ首相が乗り出してきて、「 AirAsia は KLIA2へ期限通りに移転しなければならない」という発言をしました。参照:Intraasia の『マレーシアの新聞記事から』の4月6日付け記事

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。
そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。
当ブログは、東南アジアを基盤とする AirAsia 及び AirAsia X を日本人利用者のために正確で分かりやすく詳細に案内し、解説するための専門ブログです。
そのため、 AirAsia が日本で設立した/する合弁会社エアアジア・ジャパン及びそのフライトに関しては過去と現在と将来に渡って全く扱う対象にしていませんし、関知するところではありません。


こうした経緯の後で AirAsiaトップ経営陣は判断を変更したようであり、 AirAsiaサイトに4月15日付けで "AirAsia Group Will Move to KLIA2 by 9 MAY 2014" という声明を出しました。こういう声明は"Press releases"メニュー内に載るので、多くの人は気がつかないでしょう。もちろんマレーシアマスコミはこれを報道しました。以下にその声明を抜粋翻訳しておきます:

【AirAsiaグループは2014年5月9日までに KLIA2に引越します】

KLIA2をさらに診断するため及びKLIA2の長期に渡る安全性を判断するために、国際民間航空機関(ICAO)の専門家の助言を求めるとの判断をされたことについて、 AirAsiaグループはナジブ首相と政府に感謝を表明するものです。

弊社は政府がこの問題を認識して優先度を与えたことに厚くお礼を申し上げます。

運航準備と移転に関する仕様書に従って、 AirAsia はグループとしてKLIA2へ引越しするための必要な準備をしています。マレーシア空港持ち株会社からの助力と支援の下で、弊社は引越しをうまく運ぶための運航準備と移転に関する必要条件に適合することができるでしょう。

ビジネス上の問題点はいくつか残っていますが、このことが KLIA2で計画している弊社の運行を妨げることにはならないはずです。従いまして、 AirAsia グループは5月9日までにKLIA2へ引越します。
 
AirAsiaは KLIA2から運行すること、及びKLIA2を通して弊社の次なる成長と発展の段階に進んでいくことを楽しみにしています。
弊社は、長期に渡って弊社のビジネスを拡大させていくだけでなく、我が国の航空産業の成長に寄与すること及び旅行産業の有益な相乗効果に大きく寄与することも願っています。

皆の利益になるようにと、関係する当局と続けている話し合いは進んでいます。しかしながら、その交渉が迅速に終結するまたは結論を出すに至らない時は、マレーシア空港持ち株会社が空港運営者としてすべきことをするように、また同時に AirAsia グループが、妥当な料金と課税の下で既に証明済みである弊社の低コスト航空ビジネスモデルに基づいて効率的に運営していけるように、政府が必要なる仲裁をしてくれることを、弊社は期待しています。

弊社は、現LCCターミナルからKLIA2への円滑な引越しを確実に行うべく、それに基づいて全ての利用者に通知を致します。


以上が 第2クアラルンプール国際空港 KLIA2(ケイエルアイエーツーと発音)と AirAsia を巡るごく最近の経緯です。
ともかく AirAsia トップ経営陣はKLIA2への引越しをオープン1週間以内、つまりLCCターミナル閉鎖までに行うことを宣言したのですから、利用者としてあとは、KLIA2オープンと AirAsia の引越しを待つだけになりました。

なお AirAsia の引越しは今回が初めてではありません。KLIAメインターミナルで運行した後にクアラルンプール郊外の旧称スバン空港へ引越し、その後に急遽建設されたLCCターミナルに移ったのです。

ところで KLIA2で当初から運行することになる航空会社には、 Malindo Air, Cebu Air, Tiger Airways 、Lion Air, (Mandala Airlinesも?)がある。ただ KLIA2が扱う旅客者の圧倒的多数は AirAsiaグループのそれです。

空港・ターミナル移転当初は恐らく多かれ少なかれ一時的混乱は起こることでしょう。しかしそれも時間が経てば収まるはずです。

KLIA2 はクアラルンプール国際空港(KLIA という略称)メインターミナルの並びに新造された大型な独立したターミナルです。メインターミナルの一部ではありません、だからその名称に '2' とついているように、第2クアラルンプール国際空港ということです。

空港電車ERLの駅があるので、クアラルンプールとの往来は空港電車も使える。もちろん現在の空港バス運行3社も AirAsia引越しと同時に KLIA2へ引越すことでしょう。ですから空港利用者は交通の足を心配する必要はないはずです。
(この記事を掲載した4月20日時点で一般者はKLIA2に足を踏み入れることが許されないので、KLIA2案内は AirAsiaが引越した後の、近い将来に載せる予定です)

2014年4月24日の追記:KLIA2 から/への電車とタクシーのこと

(空港電車である)ERL はKL Sentral 駅から KLIA2 までの路線延長運行を5月2日から開始します。 KLIA 駅からKLIA2駅までの線路距離は約2㎞です。

空港電車ERLの電車種類と停車駅と片道運賃 (上り下りとも同じです)
急行である KLIA Ekspres の場合: KLSentral 発 -KLIA停車 -KLIA2終点、 所要時間33分、運賃RM 35
普通である  KLIA Transit の場合: KLSentral 発 - Bandar Tasik Selatan駅 - Putrajaya/Cyberjaya駅 - Salak Tinggi 駅 -KLIA停車 -KLIA2終点、 所要時間38分、運賃RM 35

KLIA - KLIA2 間の運賃はどの電車に乗っても RM 2、 子供は半額。

運行頻度
KLIA Ekspres: 平日ピーク時間帯 15分毎、平日オフピーク時間帯及び週末は終日 20分毎
KLIA Transit: 平日ピーク時間帯 20分毎、平日オフピーク時間帯及び週末は終日 30分毎

KLIA2 におけるタクシー運行
クアラルンプール国際空港(KLIA という略称)での現行タクシーは、空港タクシー会社である Airport Limo と多少安価な一般都市タクシーの2種類が別々に運行サービスを行っている。 KLIA2 でも同様にこの2種類のタクシーサービスが提供される。

【 AirAsia の KLIA2 への引越しは5月9日】 - 4月29日の追記

AirAsia はLCCターミナルから KLIA2 への移転日程を発表しました。 AirAsiaグループ は5月9日に KLIA2へ引越します、従って5月8日はLCCターミナルで引き続き運行を行いますので、利用者は LCCターミナルから搭乗します。

なお 5月8日のクアラルンプール着フライトの中には、KLIA2 に着陸する便もあります。 AirAsia サイトにその一覧表が載っているが、日本に関係するフライトはいずれも LCCターミナル着です。

いずれにしろ AirAsia は、 影響を受けることになる AirAsia フライトの利用者に宛てて、電子メールまたは SMSでフライト情報のお知らせを送ると言明している。

5月9日着のフライトの方は特に心配しなくても飛行機は KLIA2に着陸する、しかし5月9日に出発するフライトの方は KLIA2 発ですから間違えないように。さらに引越し1日目ですから多少の混乱は予期しておかれた方がいいでしょう。




当サイトは AirAsia に関する様々な疑問やトラブルに関しても、その対処法または説明をそれぞれ記事にして掲載しています。例えば 『機内預け荷物に何か問題が起きたらどうすべきか』という記事もあります。クリックしてご覧ください。
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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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