AirAsia グループの2012年会計年度の運行成績(速報値)

はじめに
AirAsia サイトには企業情報としてグループ会社の業績も載っています。今回の記事ではその中から現時点で得られる、2012年度の企業業績の情報を掲載します。以下はその内容です。

AirAsia Berhad は、速報値での2012年第4四半期の運行成績及び2012年度の運行成績(会計年度は暦年と同じく2012年12月31日締め)をこの場で報告します。
Intraasia注:Berhad が会社名に付くと一般に上場企業を示す、ただしその全てが上場ということではない。”ブルハット”と発音し、決して"ベル"ではありません。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです。日本語ページは一切参照及び関知はしません。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。
当ブログは、東南アジアを基盤とする AirAsia 及び AirAsia X を日本人利用者のために正確で分かりやすく詳細に案内し、解説するための専門ブログです。
そのため、成田空港をハブにして2012年8月に国内路線、次いで国際路線の運航を開始した、合弁会社エアアジア・ジャパンは全く対象にしていません。


【マレーシアAirAsia 】

2012年第4四半期の座席稼働率(座席使用率)は高い率の82%、総乗客数は対前年同期比で7%増の約520万人でした。これは現行路線での便数増加、及び5つの新路線を開始したことによる総定員数増加に沿ったものです。 この四半期中に航空機が5機増えたことで、年度末時点での保有機数は64機になります。

【タイAirAsia】

2012年第4四半期の座席稼働率は対前年比で4%増えて82%、総乗客数は約230万人でした。総定員数が19%増えた中で乗客数は25%増加しました。
2012年10月1日からバンコクでの運行はドンムアン空港になりました。新路線の開始は3路線です。この四半期中に航空機が2機増えたことで、年度末時点での保有機数は27機になります。

【インドネシアAirAsia 】

2012年第4四半期の座席稼働率は76%、総乗客数は約160万人でした。これは対前年比で29%の増加です。総定員数は対前年比で31%増えています。
第2四半期には便数の増加と新規路線の開始が7路線あります。この四半期中に航空機が3機増えたことで、年度末時点での保有機数は22機になります。

【 AirAsiaグループ全体(ここではマレーシアAirAsiaとタイAirAsiaとインドネシアAirAsiaの3社を指す)】


2012年第4四半期の座席稼働率は対前年同期比で1%増えて81%、総乗客数は15%増加して約910万人でした。総定員数では対前年同期比 14%増です。

2012年度の年間成績を見ますと、乗客総数は約3380万人でした、対前年比で13%の高い伸び率になります。これは総定員数が13%増えたことに沿ったものです。座席稼働率は 80%でした。
グループ3社で1年間に航空機が計17機増えて、年度末の総保有機数は 113機です。(なおフィリピン AirAsia とエアアジアジャパンの分を加えれば、118機になる)

【用語の定義】
  • 輸送乗客数:飛行した航空機に備わった、乗客に販売した座席数。これにはノーショーの場合も含まれる。
  • 乗客定員:飛行した航空機に備わった座席数
  • 座席稼働率:座席利用率。 乗客定員に対する乗客数の割合
  • 有効座席キロ数:ASK(available seat kilometers)、飛行総座席数に飛行Km数を掛けたもの
  • 有償旅客キロ数:RPK (revenue passenger kilometers)、乗客数にその乗客が飛行したKm数を掛けたもの
  • 飛行便数:実際に飛行したフライトの数(便数)
  • 月末の航空機数:予備機を含んだ保有機数

【2012年度の運行成績(1年間)】

マレーシアAirAsia
2012年2011年変化率
輸送乗客数19,678,57617,986,5589%
乗客定員24,751,80022,474,62010%
座席稼働率80%80%-
有効座席キロ数28,37926,0749%
有償旅客キロ数22,73121,0378%
飛行便数137,510124,85310%
路線距離の平均1,1481,162-1%
月末の航空機数64577


タイAirAsia
2012年2011年変化率
輸送乗客数8,300,8926,863,46721%
乗客定員10,092,0608,564,22018%
座席稼働率82%80%2%
有効座席キロ数10,4999,19914%
有償旅客キロ数8,6187,38917%
飛行便数56,06747,57918%
路線距離の平均1,0401,074-3%
月末の航空機数27225


インドネシアAirAsia
2012年2011年変化率
輸送乗客数5,847,1195,009,92417%
乗客定員7,579,2606,466,85217%
座席稼働率77%77%-
有効座席キロ数9,1528,6676%
有償旅客キロ数7,0126,6645%
飛行便数42,14236,65315%
路線距離の平均1,2381,345-8%
月末の航空機数22175


 AirAsia グループ3社(マレーシア、タイ、インドネシア)
2012年2011年変化率
輸送乗客数33,826,57829,859,94913%
乗客定員42,423,12037,505,69213%
座席稼働率80%80%-
有効座席キロ数48,03043,9409%
有償旅客キロ数38,36135,0919%
飛行便数235,719209,08513%
路線距離の平均1,1421,196-4%
月末の航空機数1139617



【定刻出発に関する統計 -2012年】

定刻出発率とでも呼ぶべきなんでしょうか。
航空業界の基準に従って説明しますと、定刻に出発するとは、指定された駐機場所から予定出発時刻から15分以内に出発することを言う、と説明されている。

2012年1月2月3月4月5月6月
定刻出発率77%79%78%83%84%77%
2012年7月8月9月10月11月12月
定刻出発率78%83%85%84%76%77%






【建設中の新しい低コスト航空専用ターミナルのニュース】

KLIA2 の総工費は計画通りに抑える -2013年2月22日の新聞の記事から

クアラルンプール国際空港(KLIA) の敷地内に新しい低コスト航空用専用ターミナルである KLIA2の建設が進行中です。完成は2013年4月末とこれまで発表されています。
KLIA2の施主であるマレーシア空港持ち株会社は表明する: コスト増の挑戦に面しているが、(約束している)総工費RM 40を維持していくことができると考える。

「建設資材の値上がりによる問題で、プロジェクトの進捗が計画より30日ほど遅れている。」 「現時点でプロジェクト進捗率は本来85%であるべきですが、遅れによって実際は大体81、82%の進捗率です。」 「こうしたことにも関わらず、我々は予定工期を保持します。4月末には完成させることができるでしょう。」

KLIA2は今年6月28日に営業・利用開始すると決定されました。KLIA2はマレーシア空港持ち株会社の業績に良い結果をもたらすことに貢献するでしょう。

Intraasiaのコメント
KLIA2のオープンに関して、昨年までは2013年5月初めというのが公式発表でした。それが今年初めナジブ首相が演説の中で6月28日という期日に言及したことで、いつのまにかその日にオープンが決定されたようです。ただ新しいオープン日は公式にいつ発表されたのだろう? それとも4月末に完成したら、一部利用を始めるのだろうか? いずれにしろ、あと2か月ちょっとしかないので、6月末オープンの方がずっと現実的ですね。ターミナルが完成しても慣熟期間が必須ですから、そのためには5月初めというのは無理なオープン日のように思えます。 数か月程度KLIA2のオープンが遅れたからといって、利用者に不利益はないし、きちんと新ターミナルの準備を済ませてからオープンした方が運行安全面でも利用面でも良いはずです。
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ジャンル : 旅行

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Author:airasia
マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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