”Free Seats (運賃無料)”という究極のエアアジアキャンペーンに関して

エアアジアは年に数多くの回数に渡って格安キャンペーンを行っています。その際エアアジアグループの運行する全ての国の全ての行き先が対象というのはごくまれで、そのキャンペーンごとに選んだ複数の国または複数の都市へのフライトが対象です。エアアジアサイトではいつもなんらかの格安キャンペーンを宣伝していますよ。 
しかしながら、これから行われる特別キャンペーンがどんな内容でいつ行われるかは企業秘密でしょうから、消費者にそれが事前にわかるわけはありません。

では終わったばかりの格安キャンペーンを例に取り上げて説明しておきます。

このブログを書く際に参照しているのは、エアアジア (AirAsia)ホームページの基準サイトであるマレーシア英語ページです(日本語ページは一切参照及び関知はしません)。他の言語ページはほとんどすべて基準サイトを訳すことで製作されているはずだからです。そこで当ブログでは単語や表現はイントラアジアが適切だと考える訳語と訳文を使用しています。


予約購入期間:2011年9月21日から25日
飛行対象期間:2012年5月3日から10月27日までに飛行するフライト
対象国:クアラルンプールから出発するフライトで、行き先がカンボジア、フィリピン、タイ、香港、インドネシア、インド、ベトナムなど多数の国

例えば2012年7月後半のある日だと、クアラルンプール - ハジャイ路線では運賃ゼロが獲得できました(2011年9月22日午前に確認)。以下にその画面の一部をコピーしておきます。 MYR とはマレーシアリンギットのこと、HDY はハジャイのことです。

Promo (KUL - HDY)
0.00 MYR 1 Guest @ 0.00 MYR
25.00 MYR Airport Tax
10.00 MYR Fuel Surcharge

35.00 MYR Total

運賃が 0.00 MYR になっていますね、これが ”Free Seats(運賃無料)”つまりただ座席という究極のエアアジアキャンペーンです。

ただし上記でお分かりのように、空港税と燃油追加料金は掛かります。つまり予約購入時にこの2つを含めた合計RM 35を支払います(支払わなければ予約自体が成立しない)。
注:従ってこの種のキャンペーンで使う表現において”無料航空券”という言葉はふさわしくないし、間違いです。AirAsia は"Free ticket" という言葉を決して使っていません。

”Free Seats (ただ座席)”というキャンペーンでもある限られた都市行きだけが”Free Seats (ただ座席)”となり、その他の都市はそれぞれごく安い運賃での最低運賃が設定されています。さらに最低運賃にも路線によって違いがあり、例えば今回のバンコク行きは RM 10という”ただ並み”です。

現実として、運賃ゼロまたは最低運賃の便を獲得するのはかなり難しい。人気ある都市行きになればなるほど獲得できるチャンスは低くなります。運賃ゼロまたは最低運賃は限られたフライトの限られた座席数にしか設定されていない上に、それを得ようとする競争が激しいからです。

それを立証するかのように、この格安キャンペーンを掲げた公式サイト(英語)の広告内容が9月23日に変更されました。どういうことかというと、21日に開始された時には対象国が全て列記されていたのですが、23日には対象国中の8つの行き先都市だけが表示されました(Hat Yai, Balik Papan, Clark, Solo など)。24日には、さらに25日もその行き先都市が別の都市に変わりました。これらの都市名を見ると、あまり人気が高い行き先都市とはいえなさそうな都市名が比較的目立ちました。

こういう変更を推測すれば、この特別キャンペーン対象国中の行き先(都市)において、運賃ゼロまたは最低運賃を設定した座席がすでに売切れてしまったとか売れ足が速い都市ではなく、まだ超格安運賃座席が得られる行き先都市を表示したということなんでしょう。

ことほど左様に格安キャンペーン時における超格安運賃の座席、とりわけ人気路線のそれ、は売り切れるのが早いのです。ですから、フライト検索で表示された結果に対して、1日考えてから決めるなんてことをしていると、次の日の夜エアアジアサイトを開いて検索したら、狙っていた超格安のその便の運賃が高くなっていたということが、極めてよく起こります。
注:エアアジア (AirAsia)のフライト検索では、座席が残っているフライトは、その時点で得られる運賃が表示されている。また座席が全て売り切れた便は表示されない。

運賃無料または最低運賃の便を何月何日の午前便で取りたいと願っても、(かなり運のよいごくごく少数の人を別にして)まず取れるものではありませんから、日時と出発時間に妥協が必要です。

たとえ運賃無料または最低運賃で予約購入しても、何ヶ月も、半年以上も先の日時のフライトに無事搭乗できる確率はそれほど高くないと推定されます。現にイントラアジア自身、そういうメチャ安で購入した航空券の半分から3分の2ぐらいは捨てたからです(2011年9月19日の記事の該当部分を参照)。

とはいうものの、格安キャンペーン期間中に提供される運賃は、運賃ゼロの場合は言うまでもなく、どのフライトもかなり安いからそれなりに安いという幅があってもお得な運賃であることは事実です。
なおエアアジアの運賃システムとその規定に関する基本的知識として、2011年3月10日付けの記事 『エアアジアの航空運賃規定』 をご覧ください。

【まとめとアドバイス】 

・エアアジア格安キャンペーンはたいへん頻繁に行われている。ただしエアアジアグループの最大ハブであるクアラルンプール発が数と種類とも圧倒的に多い、さらにキャンペーンの対象国と行き先都市の内容はその都度大いに異なる。

・格安キャンペーンの中には、”Free Seats (ただ座席)”を提供する場合もある。
”Free Seats (運賃無料)”であっても、空港税と燃油追加料は必ず支払うので、支払い金額がゼロになることはない。なお世界の石油市場の状況によって燃油追加料が設定されていない時期もある。

・格安キャンペーンで提供される無料運賃の座席数または最低運賃の座席数はたいへん限定されているので、売り切れるのが極めて早い。

・格安キャンペーン時に予約購入する場合は、出発月日と時間に妥協心を持ち、素早く決断しましょう。


エアアジアでできるだけ安く航空券を手にしたいという方は、次回から格安キャンペーンを上手に利用してくださいね。



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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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