今回の地震に対する海外の過剰反応の例がエアアジア (AirAsia)X にも見られる

最新の追記(4月3日朝):エアアジアサイトのトップページの同じ場所に新しいお知らせが掲載されました。
注:当ブログではすべて英語ページを基にしており、翻訳版である日本語ページは一切参照していません

2001年4月1日19時(マレーシア時間)付けのお知らせ
クアラルンプール-羽田間のD7 2652 と 羽田-クアラルンプール間のD7 2653は、4月3日から通常の運行スケジュールで運行することになります。

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以下はこの10日間エアアジア (AirAsia)サイトに掲載されていた内容及び当ブログの記事です、記録として残しておきます。

3月24日に掲載した後、エアアジア (AirAsia)のお知らせに一部変更がありましたので、当記事もその部分だけ変更しました(3月25日朝追記)。

エアアジア (AirAsia)公式サイトのトップページに小さくお知らせが出ています。
最新の日本について という部分をクリックすると、画面が変わって次のようなページになります。

【最近日本列島沖で起きた地震】


2001年3月24日17時(マレーシア時間、日本時間より1時間遅れ)に更新

弊社の利用客もご存知のように、2011年3月11日午後に日本列島沖で地震が起きました。

弊社の理解するところでは、東京及びその周辺では通信網と交通網が次第に復帰しつつあります。

3月24日以降追ってお知らせを出すまで、羽田空港発クアラルンプール空港LCCターミナル行きであるD7 2653便は追加立ち寄りとして台北空港を経由します。これは弊社の乗務員が東京でなく台北で一泊するためです。東京では依然として余震が続いているからです。
フライトのスケジュールは以下のようになります:

D7 2652便 クアラルンプール空港LCCターミナル発羽田空港行きは定期スケジュール通りです(火曜、木曜、日曜の14時40分発 22時30分着)

D7 2632便 羽田空港発クアラルンプール空港LCCターミナル行き(定期スケジュールは火曜、木曜、日曜の23時45分発 翌日6時30分着)を
羽田空港発23時45分、台北空港に翌日02時35分に着き3時20分に発、クアラルンプール空港8時着に変更
以上はイントラアジア翻訳部分

【イントラアジアのコメント】

24日のこの場で恐らく今後も継続されそうだと推測を書いたように、この一時的台湾経由が今後しばらく続くことになりましたね。なおフライト検索ではこのことが表示されない。

この変更の狙いは台北で乗務員が交代するということでしょうが、いささか理解に苦しむ変更ですな。余震といったって東京の余震は東北での余震に比べればずっと小さい(無視すべきとは言いませんよ)。本当の理由が余震のためなのか、それとも何か別のことを不安がっているのか、もちろんイントラアジアにはわかりませんけど、過剰反応の一例ですな。

また「東京及びその周辺では通信網と交通網が次第に復帰しつつある」などと1週間遅れの情報をまだ信じています。都内では計画停電によって多少本数は減ってはいるが、復帰しつつあるという状況はもう過去のことですよね。

マレーシアに限らず今回の大震災に関して、世界の多くの国々から哀悼の意、支援の申し出と派遣、義捐金、励ましの声があることが、いろんなメディアとネット上から知ることができます。これは同じ地球上の人間としての友愛の精神の現れですから、イントラアジアもそれをうれしく思う1人です。

それはそれとして、海外でおきているある種の過剰反応に気がつきます。これは既視(デジャヴュ)なこととも言えます。

なおここに書いたことでイントラアジアの意図が誤解されたくありませんので、参考として、イントラアジアが主催するゲストブックに3月20日に書き込んだ小文を以下に掲載しておきます。

この大震災での原発危機と外国・外国人の対応を考える
投稿者:Intraasia 投稿日:2011年 3月20日

11日金曜日の午後から今日までの10日間は誰にとっても怒涛の日々でしたね。その怒涛はもちろんまだ終焉していない、それどころか津波による壊滅に続く第2の壊滅シナリオさえささやかれている。

このささやきは海外でははっきり聞き取れる声となっているようだ。地震後2日目に海外のニュースサイト、外国通信社サイトにそれが現れていることに気がついたので、イントラアジアは喫茶ツイッターで次のようにつぶやきました。

「ネットで世界の有名通信社、米国メディア、オーストラリアメディアが発信しているニュースを使った動画がたくさん流れている。映像自体は日本のメディアのものだが、コメントや解説はそれぞれ彼らの視点で伝えている。福島原発の事故に関しては、はっきりメルトダウンの可能性に早々と触れていますよ。」
以上

世界の有名通信社や米国メディア、オーストラリアメディアにとって、日本の大震災は所詮他国でのできごとである以上、言いたいことは遠慮なく言えるし、国民の心情を思いやる意識は低い。これに反発を感じようと、同感しようと、彼らがこのように報道し発言している事実にかわりはない。

ある国である大災害が起こると、世界のマスコミを牛耳る西欧メディアは被害を徹底的に報道する。現在はインターネットと携帯電話の時代、その伝わり方の速さと広範さは20年前と比べものにならない。 こういった報道を受ける側つまり見る側は、ごくあたりまえのこととして過剰に反応する。(もちろん大きな同情や援助行動があることは知っています)

2004年のスマトラ沖大地震の時、日本と日本人を含めて多くの国々とその国民が、津波被災地はその国の一部にすぎないにも関わらず、インドネシアやタイへの渡航自粛勧告、一時脱出・避難、旅行取りやめなどを行った。イントラアジアはこの種の過剰反応をにがにがしく思って、少し発言したことを覚えています。

所詮他国からみれば、被害国の本当の状況や国民感情はわからないものであり、人間の本能ともいえる心配心主導行動に至るということでしょう。それを煽り、助長するのが世界のメジャーなマスコミであり、加えてインターネットや携帯で多量に流れる映像だと思います。

この大震災で、日本から脱出する外国人が続出していると報道されている。本社機能を一時大阪に移す外資の企業もあるとか。さらにルフトハンザに代表されるいくつかの航空会社は東京へのフライトを大阪に迂回させるなどとも伝えられている。これらの報道が100%正しい、正しくないということを論じるのではなく、その背景と根元にある彼らの思考をみようではないか。

これは津波被害と放射能汚染という違いはあっても、スマトラ沖大地震による震災とこの三陸沖大地震による震災に共通の思考と行動だと言えます。所詮他国からみれば、被害国の本当の状況や国民感情はわからないものなのです。日本人も例外ではない。

しかし他国人がなんと思うと、どんな行動をしようとあまり重要視しない、国民にだけ通じる思考を基調にして対応しているのは、これまた愚の骨頂とも感じます。原発危機の対応と情報発表のあり方に不満を感じる日本人は決して少なくないはずです。イントラアジアもその1人です。

ある国である大災害が起これば、他国と他国民は過剰に反応する、これは経験則でわかっていることです。日本から今輸出されている品に対して放射能検査する国がもう現れているといったことなどその典型ですね。政府はこういうことも念頭において、国外に向けて説得力あるメッセージも積極的に発していくべきです。

原発事故が起こればまず国民に、次いで影響を受けるかもしれない国々の間に疑心暗鬼が生まれるのは当然であり、それを批判すること自体間違っている。だからこそ自国民に隠しだてしないのは最低限のことです。それが結果として、外国への積極的なメッセージの基盤にもなる。

メルトダウンという可能性につい最近まで触れようとしなかった東電と政府のあり方は、残念ながら疑心暗鬼を増幅してしまったかのようです。事故対応に手を抜いているなどと誰も思ってないだろうし、命がけで現場作業している人たちには頭が下がります。国や企業のトップは、その権力に見合った批判を受けるのです。結果よければ全て良し、などということは原発事故にはありえない



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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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