エアアジアの女性パイロットとスチュワーデスの制服のお話

エアアジア (AirAsia)のパイロットには女性パイロットが少なからずいるそうです。これは、世界の航空界ではともかくアジアの航空会社界では珍しいことではないでしょうか。そこでマレーシアでもマスコミのニュースになったことを覚えています。

注:このブログではエアアジア (AirAsia)と書くときは、隣国にあるエアアジア (AirAsia)の子会社を含めたエアアジア (AirAsia)グループを指します。

エアアジア (AirAsia)の公式ブログ "AirAsia Blog Just Plane Thoughts" (http://blog.airasia.com/index.php)の中に女性パイロットと女性キャプテンの話題が書かれているページがあります。その中から2009年8月21日付けと2009年11月4日付けのページを参考にしてみましょう。

[女性パイロット数の多さを誇り且つ女性キャプテンもいるエアアジア]

それに依れば、2009年時点でエアアジアグループには35人もの女性パイロットがいるとのことです。この人数はASEAN(東南アジア諸国)の航空会社の中で最も多数の女性パイロットを擁している会社となります。さらにエアアジアは ASEAN の航空会社として初めて、女性キャプテン(機長)を有する会社となりました。

エアアジアのみならずマレーシアの航空界で初の商業旅客機キャプテンになった女性 Capt. Norashikin Onn は米国でFAA商業旅客機パイロット免許を得、その後今では解散してしまった別のマレーシアの航空会社によってTR72 機のキャプテンになるべく2002年にフランスで訓練を受けたとのことです。
その後いつなのかわかりませんが、彼女はエアアジアに入社して2009年には初の女性キャプテンに昇格し、エアアバスの A320 機の機長を務めています。

[パイロットが女性かどうかは気がつかないことが多いはず]


エアアジア (AirAsia)の標準航空機ともいえる A320機は欧州エアバス社が制作した近・中距離向け商業旅客機ですから、操縦室の場所がキャビン通路から直接見えます。タラップを上がって機内に入るときなど、操縦室のドアが開いており中がチラッと見えますが、操縦士らの顔まではなかなか見えません。だから機長または操縦士が男性か女性かはまずわかりません。

空港の搭乗待合室で搭乗を待っているとき、その航空機に必ず先に搭乗する乗務員が現れるのを注意深く見守っておれば、パイロットの性別がわかるかもしれませんが、搭乗待合室ではイントラアジアは通常新聞か本を見たり、ぼんやりしていることが多いので、パイロットのことなど気にしたことがありません。

機内放送で、スチュワーデスかスチュワードがアナウンスの一部として「本日の機長は誰それ」と伝えますが、いつもそれに耳を傾けているわけではありません。エアアジア (AirAsia)は機長自身のアナウンスがないことも多く、よって機長が誰だったか、全然知らずにまた気にせずに降りてしまうことになります。

こういったことから、イントラアジアはこれまで何回も利用したエアアジア機に女性パイロットが乗務していたかどうか、一度も気がつきませんでしたし、または実際に女性パイロットが乗務していた機に乗り合わせなかったかもしれません。

長距離便である AirAsia X に女性パイロットが乗務しているかどうかは知りません。推測するに、女性パイロットの勤務する飛行機に読者の皆さんが乗り合わせる可能性は、短中距離便の方がずっと高いのではないでしょうか。

[エアアジアのスチュワーデスのユニフォーム]


パイロットの話題に次いで、エアアジア (AirAsia)の客室乗務員のことも少し触れておきましょう。
マレーシアの準国営企業であるマレーシア航空では、スチュワーデスはマレー民族衣装の1つであるBaju Kebaya をユニフォームにしています。さらに女性地上勤務員も同様ですね。

Baju Kebayaは Baju Kurung と並んで公務員ではマレー女性の常用着であり、民間会社でもマレー女性がBaju Kebaya,Baju Kurungを着用して通勤する、仕事する率は 5割をはるかに超えるというたいへん高率です。マレー女性がなぜこれほど高い割合でBaju Kebaya,Baju Kurungを着用しているかを論じるには、マレーシア社会についてある程度深い知識が必要となります(下記の注を見てください)。

この2種類のマレー女性民族衣装の写真がたくさん載っていますので、下のアドレスを貼り付けて一度ご覧ください:
http://www.google.com.my/images?um=1&hl=ja&biw=1024&bih=582&tbs=isch%3A1&sa=1&q=%22Baju+kurung%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
http://www.google.com.my/images?um=1&hl=ja&biw=1024&bih=582&tbs=isch%3A1&sa=1&q=%22Baju+kebaya%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=

一方100%民間航空会社であるエアアジアの場合は、スチュワーデスも女性地上勤務員も西欧的なユニフォームです。女性用ユニフォームはエアアジアの会社カラーである赤色を全面的に使っており、スカート丈がやや膝上というところが、純マレーシア会社としては珍しいといえます。

You Tubeで見つけた"エアアジア (AirAsia)のコマーシャルの1つ”です。エアアジアスチュワーデスのユニフォーム姿が映っていますので、まずご覧ください。

[マレー社会の一部からエアアジア女性ユニフォームに対して批判がある]

マレーシアのマレー社会では、70年代、80年代と比べれば明らかにイスラム化が深化しています。マレー女性がユニフォームとはいえ、上はジャケット着用で膝上丈のスカートという姿ですから、保守的なイスラム主義者の観点に立てば明らかに”刺激的”な姿なので、マレー社会の一部から絶えず批判が出ています。

その例として 「マレーシアの新聞の記事から」2007年2月25日の記事を載せておきます。
「マレーシア青年会議がAirAsiaに要求
マレーシア青年会議がAirAsia に申し入れ書を送ったとのことです。会議の議長は主張する、「AirAsia が安価なチケットを提供しているのには喜んでいます、しかしAirAsia がマレーシアの主体性と文化を組み込むことを経営陣が保証するよう求めます。」 「スチュワーデスの制服はマレーシア人のイメージを写し出していない。現在の制服は我文化に合致していない。マレーシアの主体性と文化を表現するイメージを求めます」 会議にはAirAsiaに対してのたくさんの不満がきているとのことです。」
以上記事から


しかしながら、エアアジアは国外路線便の比率がますます高くなっており、そして隣国に子会社を複数抱えているエアアジアは、純民間の商業航空会社として、航空路開設以来変わらずこのユニフォームを採用していますね。

注:マレーシアにおけるイスラム教・主義の話題は当ブログの話題にふさわしくないので、この場では論じません。この種の話題はイントラアジアのホームページで論じています。

いずれにしろ、エアアジアのスチュワーデスと女性地上勤務員のユニフォームはまこと目を引く鮮やかな赤色であり、結構身体にぴっちりしたユニフォームだと言えます。日本路線を飛ぶ AirAsia X のスチュワーデスもきっと同じユニフォームでしょうから、エアアジア (AirAsia)が初めてという方は、機内で彼女たちの姿をご覧になってから批評してくださいね。当ブログでも感想をお待ちしています。



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マレーシア情報を1996年以来発信し続けている Intraasia のエアアジア専門ブログへようこそ! (2010年10月ブログ開始)
AirAsia が初飛行を開始した2002年以来、Intraasia はAirAsiaを観察し利用しています。

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